言わなければならない事は言わないと前には進まない

生活する中において言わなければならない事や、他の記事で共感したことなどを中心に。今その時の思いを表す。

<脅し文句>▼典型は関西電力▼

2012-08-30 04:41:01 | 言いたいことは何だ
 
イメージ 1
↑出典
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/33362?page=5
 
 
 
 
 
 
原発再稼働なしで大丈夫
 
 
 
 
 
 
<原発再稼働なしで大丈夫>~関電の需給関係データ
http://blogs.yahoo.co.jp/kawachikakekomian/9739305.html 

 
 
 
 
 
http://ameblo.jp/heiwabokenosanbutsu/entry-11338852694.html
平和ボケの産物 大友涼介です さまより(礼
 
 
長谷川幸洋氏~マスコミが報じない
「本当の原発コスト」~「ニュースのことばは嘘をつく
第47回~週刊ポスト2012/09/07号



<書き起こし開始→
 

夏の終わりが近づいてきた。
政府や電力会社は
「原発を動かさなければ停電が起きて日本経済が大混乱する」
と強調し、追随したマスコミも多かったが、
夏の実績を見ると、それは脅し文句に過ぎなかったようだ。



典型は関西電力である。
 
同社は5月時点で需要が約3000万キロワットに対して
供給力は2500万キロワット強しかなく、約15%足りない
言っていた。

ところが、8月9日に開かれた
大阪府市エネルギー戦略会議
の資料によると、
 
6日時点で
ピーク時供給力は再稼働した大飯原発を含めて3000万キロワット強だったのに対して、
使われた電力は2600万キロワット強にとどまっている。

 
大飯3、4号機の供給量は合計236万キロワットだから、
その分を差し引いても電気は十分足りていた計算になる。
 
 
さらに互いに融通可能な西日本6電力でみると、
約1000万キロワットも余っていた。
つまり「原発を動かさなくても大丈夫」と証明された格好だ。

 
 

もっと重要な問題もある。
 
政府は「原発は安い」と宣伝してきたが、
それは本当だろうか。
 
 
政府は2030年のエネルギー選択として
原発の発電構成をゼロ、
15%、
20~25%
という3つのシナリオを示している。

その中で、
 
原発ゼロなら発電コストはキロワット当たり15・1円、
15%と20~25%シナリオなら14・1円
 
という試算を示して、
暗に
「原発をゼロにすると電気料金の値上げが避けられませんよ」
と家計や企業に迫ってきた。
 

産経新聞もこう訴えている。
「実際に『原発ゼロ』となったら、何が起きるのか。
政府の試算では、
発電コストが高い再生エネの拡大で
電気代の大幅上昇が避けられない。
原発ゼロでは2030年で現行比で最大2倍になる。
国内総生産(GDP)も45兆円減少するという。
(中略)
電気料金の大幅上昇は国際競争力を低下させ、
製造業の海外移転など経済全体に深刻なダメージとなる」
(8月10日付社説)


 
 
ところが、
先のエネルギー戦略会議に提出された資料によれば、
ゼロの場合は13・2円、
15%なら12・6~13・4円、
20~25%なら12・6~13・9円
と3つのシナリオで大した違いはなかった。
 
 
 
 
なぜかといえば、実は
政府の試算にトリックがあったからだ

政府の試算は
原発事故が起きた場合の賠償や除染、廃炉費用、
さらに緊急時計画区域(EPZ)の拡大に伴う
電源立地地域対策交付金など
政策経費の増加分を含んでいない。
 
賠償と除染、廃炉費用は
最大75兆円に膨らむという民間の試算もあるが、
 
政府は現時点で明らかな分として
6・8兆円分しか盛り込んでいなかったのだ
 

他にも政府は
原発建設費を
直近7年間に稼働した4基の平均で想定したが、
実際に着工すると、
建設費は後で大きく膨らむのが通例である。
 

大阪府市エネルギー戦略会議には、
政府の試算をつくった国会戦略室の
内閣審議官も出席していた。
 
コストを過小評価した問題点を指摘されると
「(ご指摘の)アプローチはまったく正しい」
とあっさり認めた。
 

電力の需給実績や
原発のコストを検証するのは
本来、マスコミの役割でもある
 
 
 
 
残念ながら、それは不十分だ。
今、もっとも精力的に検証作業をしているのは
大阪府市エネルギー戦略会議である。
 
 
 
自分たちの力量不足でできないなら、
せめて大阪の動きを積極的に報じてはどうか。
 
 
 
 
政府や経済界の言い分を鵜呑みにして、
垂れ流すだけがマスコミの仕事ではない

←書き起こし終了>



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