九時前に目がうすらざめて執念でもって無料朝食を喰らいにいこうと心のなかでおもったが体が起きなかった。
九時半ごろになんとか起きてせめてシャワーを。
靴を履いたまま服を着たまま無論蒲団もめくらずにベッドに垂直にただの三時間足らず寝ていたのであって本当になんのために七千円近く払ったのだと吝嗇なる私は実に口惜しかった。
十時にチェックアウトして行き場もないがまあ駅前の災是痢屋ならタバコも喫めるか。
それで私は腹が減っていたが昼はんにうなぎを食べに行こうとはっちさんもいっていたし、しかし、それは本当にあてにしてもよいのか怪しいし
とりあえずビイルを飲むことしたががまんが出来ずチキンも誂えた。炭水化物は一応控えてみた。
それでバッグをみていたらなんか?財布が?あれっ!ない?!
んがあーっ。
弱ったなあ。
まあ大方店に忘れたのだろうとたかをくくっていたら。
高井さんよりうなぎを喰らいにいこうと連絡ありて、うーん良いタイミング!財布がないゆえまりちゃんに聞いてみてくれろと頼む。
そしたら、なにっ!ない!
はっはぁん、さてはホテルかな。
ホテルにもどってボイに部屋に落ちておらんだかきく。
なにぃっ!ないっ!
ぐやぢぃー。
顔が熱くなりてまくまくな気持ちになる。
私は私のキャリーガラガラゴロゴロを開けてみた。
物販の袋にそれはあった。
なんと嬉しい。
最良の出来事だ。
僥光だ。
こうしていつも一人相撲をとり勝ったばやい大喜びしておるのである。
それで結句高井さんとふたりだけで鰻屋に行くことになった。
津は初めて知ったがうなぎの養殖が盛んで地元の人に云わせると浜松よりも旨いのだそうだ。
旨いと評判の店、ライバル関係にある二店に行ってみたがひとが並んでおって一時間待ちだという。
あまり時間に余裕がないのでウナギは止す。
それで脇田屋、焼き肉ホルモンの。
やや!これは私の家からそう遠くないところにありますぞ。と高井さんにいう。
え!これは脇田屋は松阪の店ですよ。
あーたそんなもん高岡にあるわけおまへんがな。
いやいや確かにありますぞ。
店員に聞いてみるとある!
松阪大学におった学生が高岡に帰って暖簾わけの店を開いたのだった。
それで私はビイルを呑んで肉も食べてチャンジャやらキムチもつついたが時間となり慌てて駅へ。
じゃあまたの、津ぅ。
名古屋についてバスに乗る前になんとなくさっきものたりなかった気がしたのでコンビニ弁当を買った。
乗り込んで弁当をむさぼり食らう。
家に帰ってジャワカレーの新製品キーマカリーが作ってあった。
実に旨い。
二杯食らう。
パソコンが壊れていたのはショックだった。
腹が痛くなり床に伏せる。
食い過ぎ飲みすぎだろうと思われた。