W.C.カラスの駄々漏れ日記

駄々漏れに日記をつけています

240907

2024-09-21 11:45:01 | 日常
今日も浅草へ
私は珍しく長ズボンで来た。

君塚 おでん 暑いから冷やしトマトも 無論山田

実にいい。

私の前の席に真山隼人さんと沢村さくらさんが座った。
おふたりともラーメンを誂えた。


木馬亭へ
雲月師がトイレ入口横のパイプ椅子にいつものように座っていらっしゃる。軽く会釈す。今日は私は雲月師の浪曲教室に行くのだ。
他の場所も含めると雲月師とは大体月三回ほどは顔を合わせているのだから恐らく私には見覚えがあるだろう。

こんな場合どう思われるのだろうか。
急に俄にいつも現れるようになった男
一時だけでそのうちぱったり来なくなるだろうとか思ったりもするだろうなあ。
私にもよく来たのに全く姿をみなくなったひとが何十人といる。
しかしながらそれも実際で何も悪くない。一時だけでもたくさん来てくれて有り難いといふほかはない。
そしてずっと変わりなくきてくれるひとも各地数人づつある。全国五十人、いやもうちょっとおるかな、コアなファンのみなさまありがとう。

私もきっと死ぬまで浪曲を愛すだろう。

ローキョックンロールでこんにちは


それでまた私は勝手なことを書こう

まず昨日のは疲れていてあまりかかなかったが
前座の一陽さん乙からの出だしがピッチもしっかりしていてよかった。時間をかけて前進する人かもしれぬ。


今日の前座はわ太さんであった。声がでかくて良い。これはなかなか天性のものもあるので大事だ。

景友さんはまたユニークな鬼平犯科帳の巻。実にいい。かなりインスパイヤされる。

すみれさんは私みたな俄のものでもわかるくらい短期間で成長している。

また隼人さんで寝てしまった。なんでだ。すごいいいのに必ず眠気が襲う。つまらないからでは決してない。声もでかいし攻めてるし。
確かに大好きなアルバート・コリンズとかでも私は寝てしまう方だったから同じか。


福助さんは一般とは違う妙な明るさがあって好きだ。何か諦念が昇華するとこうなるのかみたな明るさ。

雪絵さんも実力者で好きだ。
歌手もやっているらしい。

奈々福さんは実は数カ月ぶりだ。
弾き出しから節へ入るところで豊子さんがバチを空振りしてしまったが自分で苦笑いした。
これは苦笑いはやめてほしい。だめだ。が、大師匠もひとりの人間だ。

奈々福さんは鹿十した。
厳しい。しかしながらそれしかないだろう。
大師匠がそういふことになるとは、人間といふのは一筋縄ではいかぬものだ。苦笑いといふかともかく何かに隠れるような気弱な姿勢であった。
事実は面白い。頗る面白いと思った。

それから
たまにもと観音様に賽銭を上げて全くの不信心なのに拝み、隣の神社へ行ったら猿回しをやっていた。写真なぞ撮る。ほんの一分ほどしか見なかったからセコく投げ銭はしない。仲見世通りをぶらぶらす。
人形焼が食べたいとネビルがいっていたなあ。しかしながら私はまだ他に行くところがあるしなんだか本式の焼きたてみたなやつはえらい高いし鯛焼きとかののりだ。五個で千数百円とかそんな感じだ。せっかくのが潰れたら嫌だからやめた。

田原町方面へ
まだだいぶ時間があるのでキッチャ店に入った。酒を飲むわけにもいくまい。

ずん喫茶でやっていた店だ。
確か先代がなくなったとかで息子と母親の二人でやっている店だ。
アイスコーヒーとナポリタンを頼んだのだが。
なかなかに盛況で母親は嫌そうであった。忙しいのは嫌派のようだ。

ナポリタンはやらぬかもしれんといふ。いややりたくないのだろう。一刻も早く店が空いて欲しいからお客にはサッと帰って欲しいのだろう

一応料理担当の息子に聞きに行ってくれた。息子はわかったといったのが聞こえたが母親は私にいいに来ない。

そのうちしばらくしてからだいぶ待たなきゃなりませんよ。いいんですか。なぞ嫌そうにいふ。
私は全然構いませんよといふ。


三十分ほどでナポリタンは出てきた。
他の客も料理を頼んでおり致し方ない。私の一つ前に頼んだお客はしょうが焼き定食にしていた。

味は良かった。飯尾のいふ通り美味かった。普通の素晴らしく普通の飾りっ気なしのナポリタンであった。
コーヒーも美味い。

勘定をして欲しいといふと母親は機嫌が良くなった。
ニコニコと見送ってくれた。

浪曲協会へ行く。
広間にはもう大勢のひとが来ていた。
後で聞いたが定員20人のところ37名応募があったそうだ。
キャンセル待ちしているらしい。
私はすぐに多分一番乗りくらいで応募した。こんなチャンスは滅多にあるものではない。

雲月師、奈々福さん、博喜さんの講師陣の他に世話役の小そめさん、かおりさんに、すみれさんあとまだいたか。
浪曲教室でどういふことをやるのか興味があるとかで観に来ていた。

受講者はいつもの浪曲会に比べたら若い人が非常に多い。一体どこから湧いて来たのか。
暫く静かに待ってから始め。

講師の紹介から
受講する者の全員の自己紹介

名前と
どうして浪曲教室に来たのか
浪曲を聴き始めてどのくらいなのか

・ボイストレーニングのひとつみたな考えで来ている人

・なんか習い事がしたかったひと

・健康とボケ防止のためといふひと
に大別された。

そして意外に熱心な浪曲ファンは少なかった。
見に行ったことがない。1回しか聴いたことがないといふひとが半数はいたように思う。

つまり私は俄とはいえ僅かに数人いた熱心な浪曲ファンの部類であり、実にしよう、役に立てようと思っている唯一の人間であった。

私は正直に
表現活動をしておる者で浪曲を取り入れてはいるがまだまだ力不足で浪曲教室に通ったら得られるものがあるのではないかと思って来たのだといった。

若い人は高校生がふたりもいたがどうやら奈々福さんの関係のようだ。

もしかしたら中には入門しようかと思っているひともいるのかも知れないが誰も表明しなかった。
よく見る目つきの違う若い女性はいなかった。三味線がやりたいのかもしれない。

声の出し方といふか軽くそういふのをやりその他細かいこともやったが

メインは

雲月師が低いキーで
そして急遽すみれさんが高いキーで
雲月一門の御家芸
若き日の小村寿太郎
さわりの7分間ほどの手本を録音す。

そしてそれを只管次回まで聴いて少しは出来るようになって来るといふ宿題が出された。

極端に面白い人はいなかったが妙にはしゃぐ感じの人はいたし謡いをやっていて口調や発声がどうしてもそうなってしまうひともいた。
これは筋がいいと感じる人もいた。

私はこれから何回になるのか知らぬが毎月必ず行くつもりである。

今のところ1月まで日程は決まっている。

終わって牛田Dig itへ行った。

充分飲み食いして帰宅す。