昨日は、2024年春闘集中回答日でした。今年は異例の満額回答が続出し、中には要求を上回る回答もありました。企業側も人材確保や物価上昇に対する面もあったためです。賃金と物価の上昇は、長らく続いたデフレを脱却し経済の好循環を生むことにつながると期待されています。問題は大手だけでなく、中小企業へも波及するかです。こちらはなかなか難しいのでは。先に下請けメーカーに対し、日産自動車は発注時に決めた金額から不当に一部を差し引いた「下請け法違反」をし、公取委から再発防止の勧告を受けました。表には出ないこうした事例は他にもあるのでは。さらには非正規にとっては別世界の話になってしまうのでは。という私も非正規(アルバイト)で、昨年10%時給が上がったばかりですので、今年はありません。程度の差こそあれ、働く人全てに賃金上昇があればいいのですが。いずれにせよ、賃金上昇により消費が伸びればいいのですが、所得が増えればそれに従い税金や保険関係等も上がるので果たしてどうでしょうか。こうした状態が続けば、いよいよマイナス金利も終焉の時を迎えるのかな。