やっつけ映画批評!

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ビア・ボーイ(吉村喜彦)/60点

2016-01-13 11:43:31 | 小説
ビールメーカー華の宣伝部から、広島営業所へ左遷...。




敏腕(酒乱)広告マンが営業変身で、起爆剤!

的な設定、狙いはわかるし、展開も定番とハズシを使って進めていくので、読みやすい。

けど、イマイチ熱くなれないのは、優等生的な話運びと、都合主義と、なによりディテールの詰め込みの甘さかしら...。


優等生的話が運びは、
頓挫→大物と仲良くなる→ピンチ→大物に助けてもらう
のあのパターンね!笑
もうベッタベタ!

都合主義も、配置がスムーズ過ぎて..わざとらしすぎて...。

で!問題はディテールの甘さよ!
ビールの売り込みはトリビア感じないし、面白そうなキャラ夏海さんやらエロ要員瀬戸さんあんまし生きてこないし、

そしてなにより宣伝やら商品企画やら楽しそうなことしてるのに、さほど感心しないというセンス。

とある動物をモチーフにするんだけど、

ロゴはイラストのほうがいい、で終わり
→もっと誰かん家にある絵とか色々あるだろ!


ビール名は動物の名前そのまま、で終わり
→もっとひねりあるだろ!

と肝というかお前らの答えをそんな手抜きでええんか!
と怒髪天ですよ...。

そういう、「あ!そういうのあったら売れそう!」というセンスオブワンダーを待ってんのよ!


敵対する奴らのとっちめ方も案の定ボイスレコーダーだしよ。


あー
これだから優等生は...。
もちろん熱くなれますよ!なれるんだけど、なれるんだけど、、もの足りなさを隠せませんでした...。