まちづくり

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統計的数値の見方、考え方

2020年05月01日 | 日記
以前にもお伝えしましたが日本人は昔から数値を読むのが苦手というか、殆ど雰囲気や感情で決める傾向があるので注意したいですね。

例えば・・・

「今日は暖かいですね。」
「そうですね。」

こんな会話から、その時の気温、湿度、風力、日照などがわかるでしょうか?もちろん、あいさつとしてはいいですが、人によって感じ方も違うはずです。

また、仮に日本の平均婚姻年齢が25歳とあって、25歳前後をターゲットにビジネスを始めても、20代前半と30代前半が殆どを占めていれば、上手くいかないですよね。

イベントなどのアンケート調査に於いても

「楽しかった」 60%
「まあまあ楽しかった」 30%
「あまり楽しくなかった」 10%

このような報告で、殆どの人に楽しんでもらえて、イベントは成功しました!といった、話をよく聞きます。

統計的にみれば全く無意味で、目的は別としてつまらなかったらはじめから会場には来ないですよね。

統計値はサンプリング方法も重要で、何と比較するかによっても数値の見方は大きく違います。また、有意差などを分析しなければ使用ができないはずなのに、地域にはこうした情報が溢れています。

正しい情報を知るには統計学を学ばないと難しいかも知れませんが、新型コロナのデータでもデータの見方、考え方ができないと間違った情報を伝えることになるので注意しましょう!


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