Blog of 俺 by 俺 for 俺

自分の自分による自分のためのブログ。
だったけど、もはや自分の備忘録としての映画やドラマの感想しかないです。

女のじゅんじゅわ~な『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』

2018年02月24日 00時59分29秒 | 映画


女のじゅんじゅわ〜映画。

戦争で負傷したひとりの兵士が、
女子学園に運ばれたことで、
そこにいる女性たちが女の欲望をむき出しにする話。
とにかくエロスである。

が、しかし、これは1971年に『白い肌の異常な夜』というタイトルで
クリント・イーストウッド主演ですでに映画化されており、
今回はそのリメイク。

個人的には、圧倒的にオリジナルの方がよかった。。。(笑)

話の流れはびっくりするぐらい同じで、
リメイクだからといって、ほぼ違いはない。
ただ、オリジナルはマジで衝撃的である。

最初は警戒していた女性たちがじわりじわりと
クリント・イーストウッドに心を開いていき、
ついには園長のババアから、年頃の先生、生徒たちまでベロチュウしまくりで、
セックスシーンや男の身に降りかかる不幸なシーンの表現も
リアルかつ大胆に映しており、
さらには女の嫉妬もきちんと描かれていて、
とても見応えがあった。

それに比べて今回の方は展開が早く、
各キャラクターの内面をつかみきれないまま
最後までピューっと走り抜けてしまった。
コリン・ファレルと女性たちの絡みも少なく、
予告であった「底知れぬ女たちの欲望に打ち震える」
といったナレーションは、
むしろオリジナルの方がピッタリだと感じるほど。

なので、オリジナルを観た人はかなり物足りないと思う。
新規で観る分にはいいかもしれないけど、
それならオリジナルを観て欲しい(笑)
どちらかといえば、オリジナルは女たちの方から男に近づき、
リメイクは男から女たちを誘っている印象。

そういえば、今回、オリジナルにいた
黒人の召使い役がいなかったのは、
時代の反映かな。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿