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だったけど、もはや自分の備忘録としての映画やドラマの感想しかないです。

前半と後半の温度差がすごい『地獄の黙示録』

2018年05月28日 22時56分37秒 | 映画


「午前十時の映画祭9」にて。
1979年のアメリカ映画『地獄の黙示録』。

かなり異様な戦争映画。
マーティン・シーンが、暴走してるマーロン・ブランドを止める任務を遂行する話。

前半はドンパッチやってるオーソドックスな戦争映画って感じだけれど、
後半は、軍を裏切ってジャングルの奥地に独立国家みたいなのを築いた
マーロン・ブランドの思想に触れる展開となっている。

サーフィンのためだけに爆撃するクソみたいな上官がいたり、
謎にプレイメイトたちによる慰労ステージがあったりと、
いろいろ様子のおかしい戦争。

前半と後半で様子が変わりすぎるので、
ちょっとよくわからなくなるけど、
フランシス・フォード・コッポラ監督自身もインタビューで
「もはや自分でもテーマがわからなくなった」
と言っているようなので、
そりゃ観客もわからないよな、と(笑)

当時18歳のローレンス・フィッシュバーンが細っそりしてて、
とにかく初々しかった。

撮影は台風でセットが壊れたり、
我の強すぎるキャスト同士のぶつかり合いで、
監督も心労で倒れるほど過酷な撮影現場で、
まさに戦場だったらしい。

終盤で重要な役割を担うマーロン・ブランドは、
この映画に限らず、
台詞を憶えてこない、
必ずといっていいほど共演者の女性に手を出す、
キレてスタッフを困らせるといった、
人としてほぼ終わってるにも関わらず、
「20世紀最高の俳優」と称されているのだから、
なんかそのポジション、うらやましい(笑)


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