旧国道48号線沿い、折立にあります「一利起(いちりき)」で食してきました。味噌ラーメンが評判の人気店で、隣接する「番丁ラーメン 折立店」とは駐車場共同のライバル店ということになります。さらに近所にやはり味噌ラーメンで定評のある老舗「おり久」もあり、まさに切磋琢磨のラーメン激戦区となっています。
さて「一利起」といえば何を差し置いても看板メニュー「味噌ラーメン」なのですが、自分はどうもこっちが好みですということで「一利起ラーメン」750円(写真上)を注文です。ちょっと担々麺的な味わいのメニューですがお店の名前を戴くだけありまして実にレベルの高い!店主自信作と思われます。
さて早速のスープですが、豚骨と鶏ガラをしっかり効かせたガラの味わいがベースで、赤白ブレンドに胡麻・辛みそ・ニンニクを効かせたピリ辛味噌ダレが濃厚に絡んできます。札幌ラーメン専門店らしく、油量多めでラードも強めな味わいですね。このラードに胡麻の香ばしさがまた合います!
さらに野菜炒めの甘みも強めに加わりまして、ひき肉含めた肉味もあっさり目に効かせてあります。更に昆布・煮干ダシもブレンドされて、多種多様な旨みが重なり合って五臓六腑を強刺激するような印象です。所謂担々麺とも一味違う、「一利起」オリジナルメニューと呼べる一杯。結構辛くて汗だくになりますのでハンカチ必須かもです。
麺は縮れた中太麺で黄色いパツパツとした食感のもの。西山製麺とのことでコシはあまり強くありませんが、ラード強めの味噌系スープとの味のマッチングはGOODです。※「だい久」製麺工場のすぐ隣の立地でありながら西山製麺を使用すると言うのもまた面白いですね(^^; チャーシューは塩だれの味付けがなされたトロトロした柔らかいもので旨みもあります。
連れは看板メニュー「味噌ラーメン」700円(写真下)を注文です。スープを一口頂きましたが、ガラベースに赤白ブレンドの味噌ダレをブレンド。煮干と昆布の魚介系をしっかり効かせた味わいで、胡麻でマスキングされない分だけ熟成味噌と煮干の酸味が突出しており、さらに昆布のまろやかな塩味も感じます。それらの自然の素材感をラードで香ばしくまとめた味噌スープと思います。
僅かにピリ辛仕立てで味噌の香りを引き立てて、見た目ほどの濃厚さはありませんが天然の旨み成分がギュッと濃縮されており奥の深い味わいのスープ。流石に看板メニューだけありますね。札幌ラーメン専門店を謳っていて油量もラードも強めですが、あくまでも本場の札幌味噌ラーメンよりはラード弱いと思います。その分コクは少なくなりますが、仙台の人が食べやすく感じるのはこのくらいかなぁと、この辺のアレンジに店主のセンスが感じられます。
激戦区を戦うに相応しい味噌ラーメン。仙台にいるなら一度は食べておきたいメニューと思います。そして「一利起ラーメン」も、これからの暑い季節にもぴったりかもですね。ごちそうさまでした。
暑い季節にもぴったりとのこと,今年こそは必ずいただきたいと思います。
味噌ラーメンて実は客の好みの幅が広くて難しいメニューと思うのですが、
一利起ラーメンてその点を意識して万人にウケるような
(そんな事は有り得ないんですけどね)
改良を重ねて出来あがった味噌ラーメンの一つの完成型なのかもと思います。
変化球ではありますが素直に美味しい一杯でした。
被害にあわれた方には心よりお見舞い申し上げます。
地震ではありませんが、以前ラーメンの寸胴をひっくり返してしまい
火傷で亡くなった方を存じていますので、昼前などの時間帯だったら
被害がもっと拡大していたかもしれません。気をつけないといけませんね。
さすがお店の名前を冠したラーメンって感じの美味しさでした。
ただ、胡麻の風味でせっかくに味噌の個性が薄れそうなので、
私的には味噌ラーメンの方が好みでした♪
ではでは。
「一利起ラーメン」はたしかに変化球なんですよね~。
実際正統派の「味噌ラーメン」の方が数出てるみたいです。
あ、「中華そば」も出たんですね。今度行ってみたいと思います(^^