「冷やで五合 ぬくめて五合
しめて一升(一生) 酒ありゃ楽し」
抒情派・猪俣公章メロディに作詞家・岸元克己の天才的閃きが紡ぎだす言霊が乗っかるあの名曲がつい口に出てしまう年の瀬の今日この頃。
忘年会シーズン真っ盛りではありますが、
車通勤を理由(言い訳)にほとんどお断りしている今日この頃。知人の車送迎を頼まれてばかりの日々。
ここ数年ですっかり飲み会苦手になったなー。年齢ですかね。
ナマイキTVの番組内でメロン記念日の柴田あゆみが”しばっちゃん”として「仙台壱弐参(いろは)横丁」デビューしてたのが記憶に新しいですが、
柴っちゃんが同伴なら多分ホイホイ飲みに行くよなあ(笑)たぶん飲み潰れて呆れられてゴミのように捨てられて人情派交番に保護されて警察24時にモザイクで出てしまい恥ずかしい思いをするそこまで想像出来ますな(苦笑)
今回は仙台で古くから人気のラーメンチェーン店「ススキノチェーン」の中から「壱弐参(いろは)横丁」に有ります「胡麻醤麺の店 第1ススキノ」から
こちら昭和43年創業の老舗「ススキノ」の二代目が以前開業していた大町の「めん工房担々」を閉めて継いだ店舗との事。
仙台のススキノチェーンと言えばあっさりした醤油ラーメンに極細麺だったり胡麻を効かせた味噌ラーメンが人気と言うイメージがありましたが、二代目の「めん工房担々」の系譜をも持つ「担々麺」も非常に評判がいいという事で、
こちらがラーメンチケット3対象メニューという事で有り難くワンコイン500円で頂きます。浮いたお金で大盛70円も頼んじゃいましょう。
さて早速のスープですが、鶏ガラ主体の動物系に煮干しや昆布系が効いた醤油スープがベース。すりゴマたっぷり入れて甘めに素地を作り自家製のラー油を投入して甘辛で濃厚な担々麺スープを仕上げています。
特にラー油は仕込みに1週間かけたという力作。柔らかで香りのよい辛味が後を引きますね。
コクが強くかなり濃く深く味わいをつけてあってこれは確かに専門店の担々麺にも全くひけをとらない贅沢なスープに仕上がってます。
サヤエンドウも鮮度よく複数入ります。黒ずみのある味玉はしっかりとした味付けでスープに負けない力強い仕上がり。
これはなかなかの本格派担々麺でビックリです。これが王道ということか。当然スープもしっかり完飲。汗が滴り落ちます。
(15/10/13食)
あまりに美味しかったのでラーメンチケット最終日最終メニューに再食。
今回もラーチケ使って500円で有り難く頂きます。
醤系で黒く味付けされた肉味噌がスープに溶け込む毎に一味加えてまた旨さがアップします。
”胡麻醤麺の店”と言うネーミングにもそぐう逸品スープ。
麺は加水率が高く透明度の高い中華麺の細麺でスープにガッチリと絡みます。
細麺がススキノチェーンのDNAと言う事は重々承知ではありますが、
これだけ強めのスープであればもう少し硬さのある中細麺か、
もしくは思い切って太麺で食べてみたい。そう思わせてくれる力強いスープ仕上がりですね。
やっぱこれ美味しいですわ。ラーチケVol.3の最後に選んで良かった。(残念ながらラーチケVol.4には掲載無しでした)
仙台の飲み屋街は国分町だけではない。
人情味溢れる古横丁でアルコール一杯ひっかけて演歌でも聞きながら”イラン海”ってどこだろ?とか思いを馳せつつ〆に頂きたい王道ラーメンの一杯。オススメです。