仙台ラーメン最強伝説

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天童

2007年09月22日 | 仙台市青葉区

K3100215 「仙台ラーメン国技場」で一番の古株になりました「山形ラーメン天童」で食してきました。「天童」と言えばなにしろ「坂内食堂」「一文字」「紀一」あたりがまだ出店していた頃からのロングラン出店になるわけで歴史を感じますね。売り上げランキングとか横綱とか入れ替え制度とかすっかり風化してしまった国技場ですが、けっして楽な経営状況ばかりではなかったと思われますが、それでもこれだけ長い期間出店を続けていることに「天童」の意気込みを感じます。

そういえば、上京して裸一貫の屋台引きからはじめた店主の苦労話が、店内のどこかに貼紙されていたような気がしたのですが、今日座った席からは見つかりませんでした。苦労しているのは聞いていますが、あんまりそういう話は自分からは言わない方がいいような気がします…(^^;

 

まぁそれはそれとして、今日は看板メニュー「特製中華そば」850円をオーダー。スープベースは豚骨と鶏ガラ多めの合わせダシに丸鶏でしょうか、鶏の甘みを強く感じる味わいです。醤油のふわっとした柔らかい風味に、節系と煮干などの魚介系の香ばしさが程よく絡んで、ダシ強めながら甘く優しい風味にまとめてあります。構えなくても旨みが向こうからやってくるような、万人が美味しいと思えるような食べやすい醤油ラーメンに仕上がっていると思います。

天童は日本蕎麦の名産地でもありますが日本蕎麦のタレに似た風味にも感じます。あっさり風ではありますが旨みは濃厚な印象です。

トッピングは味玉1個分とチャーシュー4、5枚(すいません数え忘れました)ほうれん草、メンマに青ネギの刻みと、なると、のり、青海苔少々、鶏挽肉少々。味玉は薄めの味付けですがスープが濃い目なのでバランスは良いです。チャーシューはバラ肉で割合厚みもあり下手な店のチャーシューメン程度のボリュームはあります。程よい柔らかさで肉感もあり良いですね。ほうれん草は存在が地味ですが、醤油スープとのマッチングが思いのほかよくて、口休めとしてベストチョイスですね。

麺は平打ち縮れの中太麺でもちもちっとした食感も良く、透明感のある小麦の味も極上です。なんとなくですがお隣秋田の「稲庭うどん」に似ているような、のど越しのよさ、小麦の純度の高さを感じました。流石は日本一の中華麺消費量を誇る山形県が選ぶ麺です。実に美味い麺と思います。

国技場最長出店期間は伊達じゃない理由ありの一杯と思います。ごちそうさまでした。

(07/09/15)
天童/仙台市青葉区国分町2-7-5 ラーメン国技場内

コメント
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