徒然なる日記

映画、音楽、本からテレビやCMを含めた広告全般の話まで。好き勝手に綴っていきまーす。

「ドラゴン桜」にみる、講談社のお家芸

2005年09月02日 | テレビ

ドラマもコミックも好調なドラゴン桜。
コミックに至っては、参考書スペースに置かれるなど、異様な盛り上がりを見せているわけです。

では、なぜそこまで読者・視聴者に刺さるのか??

ということについて、勝手に考えてみました。
よくよく考えると、講談社、もっと言うと週刊モーニングは非常に作品の質が高いのです。

気に入っているコミックを挙げてみると。。。
「ドラゴン桜」、「沈黙の艦隊」、「ジパング」、「ブラックジャックによろしく」、「亡国のイージス」他
これらは週刊モーニングで扱っている作品です。

で、その共通項とは何か。

それは、全てが取材に裏打ちされた事実がある、ということです。

ドラゴン桜を例に取ると、
講談社の編集担当は灘中⇒灘高⇒東大という経歴。
勉強法は自分の経験に加え、同じ高校出身の後輩たちに取材して、それを基に作者と打ち合わせして作品として仕上げているわけです。

ドラゴン桜の勉強法を始め、医療、軍事それぞれのディテールをきちんとした取材をし、事実として確証を得た上で話を作りこんでいくという手法。
だからこそ、読んでいて刺さる、話に入り込める、という共通項があります。

フィクションではあるものの、細かな取材で得た事実の上にストーリーを展開していく。
それによって、フィクションの域を今にも飛び出してしまいそうなリアリティや迫力。
そうして“刺さる作品”が出来る。
そんなお家芸というか、良い伝統があるように思います。

しかも、「現役東大生も絶賛!」「灘高出身者も評価!」・・・事実です。編集者が東大卒で、後輩に取材しているわけですから(笑)。

ちなみに、「課長 島耕作」(今や常務!)や「なにわ金融道」もこの分類に入るのではないかと思います。
読んでいて勉強になること多いですもんね。

これからもモーニングには要注目です!!