動画を紹介する前に、私も毎日施設で利用者さんのオムツを交換していますが、実はどの職員もオムツの交換の仕方が同じです。大きな声では言えませんが、残念ながら楽なオムツ交換の仕方とは言えない、それと利用者さんにとっても良い交換の仕方とは言えない方法でオムツ交換している方が多いのです。
そこでこちらの動画をご紹介いたします。
福井県社会福祉協議会のホームページに掲載されています、オムツのあて方です。
Windowsの方はこちら
Macの方はこちら
こちらの動画を見ると良く分かりますが、動画では利用者さんを側臥位にしてから、オムツを利用者さんにあてがい、仰向けに戻ってもらっています。この方法であれば体重の重たい利用者さんでも、身体の大きな利用者さんであっても、一度側臥位にするだけで、オムツの位置がビシっと決まります。
ところが、大抵の職員は利用者さんを側臥位にしてから、オムツを下に敷いてしまいます。そのため仰向けになった時、オムツが丁度身体の中心部に来ていない事も多く、腰の上がる利用者さんであれば腰を上げて~と腰を浮かせてもらう、酷い場合はオムツを強引に引っ張って中心部に寄せる等といった事も頻繁に見られます。
若いピチピチの子と違い、高齢者の肌は非常に弱っていますから、強引に引っ張るなんてナンセンスです。また、パットをあてる時も動画ではパットそのものを陰部の形に合わせあてがい、カバーのギャザーを持ってパットを包み込むようにして最後テープで止めますが、施設等では、これまた強引に皮膚を引っ張って股の間にパットを押し込むなんて事も見られます。
仰向けになった状態で上から手が入らない程、身体が拘縮しているのであれば、上から手を入れなくても、お尻側(股の下側)から手を入れ、パットを中央に寄せるようキュっと摘まめば内股部分にパットがピッタリ収まります。
-------------------------------------------------------------------------------
さて問題です。
※自分の目の前にベッドがあります。利用者さんの頭が左側だとします。
この場合、利用者さんを右側臥位にするのと、左側臥位にしてオムツを交換するのとでは
どちらが楽だと思いますか?(ベッド中心に体重の重たい人が寝ていると想定。)
答えは右側臥位です。
利用者さんを左側臥位にする場合、施設等では体位変換しやすいよう、利用者さんの下にバスタオル等を置いて、タオルを利用した力で体位変換しますが、押す(持ち上げる)力と手前に引っ張る力では、手前に引っ張る方が自分の身体全体の力(体重利用)を使います。押す(持ち上げる)力の場合は腕力勝負となってしまいます。
腕力に自信がある人なら、左側臥位でも良いでしょうが、お尻を拭くとき等は、自分の顔まで横向きになるようにしなければ拭き残し等の確認も容易じゃありません。その点、右側臥位にした場合は、お尻全体が良く見えるので拭き残しもなく、床ずれなども発見しやすくなります。
しっかりと左側臥位にする事で余計な動作を省く事が可能になりますから、是非参考にして下さい。※腹圧により尿や便が漏れる人もいますから、そのような人の場合は予め股の部分に乾いたタオル等を挟んでから行いましょう。
そこでこちらの動画をご紹介いたします。
福井県社会福祉協議会のホームページに掲載されています、オムツのあて方です。
Windowsの方はこちら
Macの方はこちら
こちらの動画を見ると良く分かりますが、動画では利用者さんを側臥位にしてから、オムツを利用者さんにあてがい、仰向けに戻ってもらっています。この方法であれば体重の重たい利用者さんでも、身体の大きな利用者さんであっても、一度側臥位にするだけで、オムツの位置がビシっと決まります。
ところが、大抵の職員は利用者さんを側臥位にしてから、オムツを下に敷いてしまいます。そのため仰向けになった時、オムツが丁度身体の中心部に来ていない事も多く、腰の上がる利用者さんであれば腰を上げて~と腰を浮かせてもらう、酷い場合はオムツを強引に引っ張って中心部に寄せる等といった事も頻繁に見られます。
若いピチピチの子と違い、高齢者の肌は非常に弱っていますから、強引に引っ張るなんてナンセンスです。また、パットをあてる時も動画ではパットそのものを陰部の形に合わせあてがい、カバーのギャザーを持ってパットを包み込むようにして最後テープで止めますが、施設等では、これまた強引に皮膚を引っ張って股の間にパットを押し込むなんて事も見られます。
仰向けになった状態で上から手が入らない程、身体が拘縮しているのであれば、上から手を入れなくても、お尻側(股の下側)から手を入れ、パットを中央に寄せるようキュっと摘まめば内股部分にパットがピッタリ収まります。
-------------------------------------------------------------------------------
さて問題です。
※自分の目の前にベッドがあります。利用者さんの頭が左側だとします。
この場合、利用者さんを右側臥位にするのと、左側臥位にしてオムツを交換するのとでは
どちらが楽だと思いますか?(ベッド中心に体重の重たい人が寝ていると想定。)
答えは右側臥位です。
利用者さんを左側臥位にする場合、施設等では体位変換しやすいよう、利用者さんの下にバスタオル等を置いて、タオルを利用した力で体位変換しますが、押す(持ち上げる)力と手前に引っ張る力では、手前に引っ張る方が自分の身体全体の力(体重利用)を使います。押す(持ち上げる)力の場合は腕力勝負となってしまいます。
腕力に自信がある人なら、左側臥位でも良いでしょうが、お尻を拭くとき等は、自分の顔まで横向きになるようにしなければ拭き残し等の確認も容易じゃありません。その点、右側臥位にした場合は、お尻全体が良く見えるので拭き残しもなく、床ずれなども発見しやすくなります。
しっかりと左側臥位にする事で余計な動作を省く事が可能になりますから、是非参考にして下さい。※腹圧により尿や便が漏れる人もいますから、そのような人の場合は予め股の部分に乾いたタオル等を挟んでから行いましょう。