思考の7割と収入の3割を旅に注ぐ旅人の日々

一般的には遊び(趣味)と見下されがちな「旅」も、人生のなかでやるべき「仕事」である、という気概で旅する旅人の主張と報告。

4月29日開催の不忍ブックストリート「一箱古本市」に出店するのだ

2007-04-19 09:29:13 | 拙著の情報
2005年の春から、東京都の千駄木・谷中・根津界隈の本好きの人々のあいだで“不忍ブックストリート”と呼ばれる地域で「一箱古本市」という催しが開催されているのだが、今春で4回目の開催となる10日後のこの催しに、僕も出店することになった。

これは出店希望者たちがダンボール1箱分の古本類を持ち込んで販売する催しで、毎回100軒の出店者と、地元の商店街の厚意によって成り立っている。僕も前々から少し気になってはいたが、なんだかんだで過去の開催日に行くタイミングが合わず、詳細はこれまでほとんど知らなかった。
だいたい、僕は東京23区内はほぼ全域を散歩していて土地勘があるが、この千駄木・谷中・根津あたりに限ってはこれまでなぜかほとんど歩いてこなかった(谷中霊園の霊力のせいだろうか?)。この界隈は古書店や喫茶店が多く、落ち着いた雰囲気のある街並みがあることは各種媒体によってうっすらと見聞きしてはいたが、この地域をより深く知るためにも、一度は訪れて雰囲気を掴みたかった、と常に気になっていた地域であった。

それに、僕の趣味のひとつである書店巡りにも向いた土地で、しかもそこで古書にも触れられる市が催されるということで、ここ数か月間でこの催しへの興味は日に日に増した。で、本来はまず一度は古本市に客として出向いて雰囲気を掴むべきところだが、ここで、あまり売れていない拙著『沖縄人力紀行』(彩図社刊)も販売できたりするのかなあ、というちょっとした野心も芽生え、過去3回の市に一度も行ったことがないのにもかかわらず、今回いきなり出店することにした。
まあ街のそぞろ歩きはいつでもできるし、拙著を世間により広める運動ができるということで、とりあえず出店重視でいくことにした。
で、以下が僕の店の概要。

★不忍ブックストリート 第4回 一箱古本市

期日:     2007年4月29日(日・祝)11~17時、雨天決行
屋号:     人力旅人の本箱
出店場所:  コシヅカハム(東京都文京区千駄木3-43-11)
最寄り駅:   東京メトロ千代田線・千駄木駅から徒歩約2~3分
         JR山手線・日暮里駅から徒歩約7~8分
         JR山手線・西日暮里駅から徒歩8~9分

この催しは簡単に言うと本のフリーマーケットのことで、ほかの一般的なその催しとちょっと違うのが、大概のその催しはひとつの大きな会場を借りきって行なうものだが、そうではなくこの地元の各店の軒先を借りて出店・販売するために場所が分散されていることと、出品する品物は本類に限定されることか。場所を分散させることによってこの界隈のそぞろ歩きをしながらいろいろな箱というか「書店」を楽しめるようにする、という意図がある。
まあ僕も今回が初めてなのでこの催しの実際の雰囲気はよくわからず、不忍ブックストリートのウェブサイトや、昨春の第2回に出店経験があり今回も出店するミニコミ誌『野宿野郎』のブログを度々見て参考にして、10日後の本番に向けて準備を進めている最中である。

ただ、販売するのは拙著だけというのも寂しいので、僕が前々から古書店に売りに出そうと思って溜め込んでいた旅関連の書籍や雑誌も用意した。僕の場合、流行りものの小説やら文庫・新書やらには手を付けずに旅関連のものばかり買って読んでいる旅本偏愛者なので、ホントに旅本しか出品できない。しかも、本ブログでも度々触れているが、移動手段は徒歩や自転車などの「人力」にこだわった旅を特に好んでいるため、そんなふうに僕と似たような感覚で取り組んでいる旅人の本や記事が好きで、そういった自分好みのものばかりを今回出品するつもり。僕の本棚や本箱の内容をそっくりそのまま移動させた、という意味合いから今回の屋号は「本箱」と名付けた。
ほかの出店者を見てみても旅本を扱うところは結構多いようだが(『野宿野郎』や『旅の本屋 大陸堂』や『旅猫書房』など)、僕はそこからさらにもう一歩踏み込んで「人力」にこだわった、かなり特化された出品内容になるかと思う。ただ、一部は動力に頼ったふつうの旅本も混ぜるつもりだが、8割がたは「人力」モノになりそうだ。また、僕は書籍とともに雑誌も結構買っていてそれらの処分に困ることがよくあるのだが、今回は雑誌もかなり出品する予定。書籍:雑誌の割合はたぶん5:5か6:4になると思う。現在調整中。休刊した雑誌もあるよ。

それと、29日にいきなり初見で出店場所に立つのもなんだかなあ、ということで先週12日の午後、不忍ブックストリート周辺を下見してきた。主催者に名を連ねている「往来堂書店」や「古書ほうろう」、僕が出店する「コシヅカハム」以外にも「乱歩゜」、「いろはに木工所」、「ギャラリーKINGYO」などのほかの出店場所もいくつか確認してきた。これまでの開催日は雨に祟られてきたということで今回は屋根付きの場所を借りて雨天決行するそうで、たしかにいずれの場所もちょっとの雨はしのげる感じにはなっていた。しかも、コシヅカハムは駅から近いし、「よみせ通り」というそこそこ交通量のある通りに面してもいるし、今回の出店場所のなかでも特に恵まれている場所かと思う。幸運。
また、連休期間中は出店場所から少し離れた根津神社で「第38回つつじまつり」が催されていて(5月6日まで)、29日はこの界隈は晴れれば結構な人出が予想される。ここ数日の東京地方は天気があまりよろしくないが、来週と再来週はなんとか晴れてほしいなあ、と今から祈っておこう。

そんなわけで、拙著を直接手売りできる、そして実際に触れていただける機会が得られたので、地元の方、東京都内および近郊在住の方、それに黄金週間中に上京される方、来店をお待ちしております。



文京区千駄木2丁目と台東区谷中2丁目の区境に、このようにくねくねと曲がっている「へび道」が400m続いているところがある。地元の歩行者も多く、車両が通行するときは当然ながら徐行せざるを得ない狭い小道。付近の家々もこの道路に合わせてくねくねとした立地で、面白い。



根津神社では4月7日~5月6日の期間に「つつじまつり」が開催されていて、神社内のつつじ園は入場料として200円徴収されるが、園外でもこのような色鮮やかなつつじが見られる。先日、朝日新聞にもこの催しの告知が掲載されていたくらいだから、毎年なかなかの人気がある催しなのだろう。



JR日暮里駅から近い商店街「谷中ぎんざ」の夕景。ここにある各店はテレビや雑誌の取材が多いらしく宣伝慣れしていたが、そんなに過剰に観光客に迎合した雰囲気はなく、地元住民がふつうに買い物している地元の古くからの商店街、という落ち着いた雰囲気が保たれていた。まあ僕のようなそぞろ歩き中の他所者も平日にもかかわらず多かったけど。



谷中ぎんざから300mほど北にある富士見坂からの日没。晴れた日は今でも坂の上から富士山が見えるそうだが、年々増えていく建物によって、文字どおりの「富士見」はいつまでできるのだろうか、と少し気がかりでもある。



この界隈では歩行者も車両の通行もそこそこあるにもかかわらず、狭い路地を中心に猫が堂々と闊歩している様子がよく見られ、午後から約3時間の散歩中に合計で10匹以上は見かけた。
僕は旅先の土地柄を判断するさいの基準に、周囲の物事に比較的敏感な猫たちがのびのびと歩いたりじゃれあったりできる街というのは落ち着いた雰囲気のある良い街だな、というのがあり、この谷中・千駄木あたりもたしかに僕好みの、そしてひと昔前の東京の下町の雰囲気を味わいたい人にちょうどよい佇まいがあり、ホッとひと安心する。
今回、根津のほうは根津神社以外は時間切れで行けなかったので、近いうちに再訪しよう。
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