思考の7割と収入の3割を旅に注ぐ旅人の日々

一般的には遊び(趣味)と見下されがちな「旅」も、人生のなかでやるべき「仕事」である、という気概で旅する旅人の主張と報告。

今春も不忍ブックストリート「第12回一箱古本市」に出店したが、今回もこだわりが強すぎたか

2011-04-30 23:59:59 | その他趣味

今月に告知してきた谷根千の不忍ブックストリートの「第12回一箱古本市」、2日間開催の今日の初日に屋号「人力旅人の本箱」で出店してきた。一応は5春連続出店なのだが、初心に返ったつもりで。

今年も出品物については(一部ではその品揃えの手法について揶揄されたが)、昨年度の開高健ノンフィクション賞と大宅壮一ノンフィクション賞のダブル受賞となった『空白の五マイル』(角幡唯介、集英社)も含めて過去最高の品揃えになった、と自画自賛している。
が、その自己満足? がそっくりそのまま売り上げに結び付かないのが古本市の難しいところで、しかも毎度のことだが拙店「人力旅人の本箱」は「人力」の「旅」の本に限定していてこだわりが比較的強いと自認もしているので、売れるときと売れないときの差が激しいんだよなあ。

結果、ええ、今年も実際にはたいして売れませんでしたよ。合計で2700円で、出店料と交通費の元はギリギリ取れなかった感じ。うーむ。
本類は60点用意して、売れたものは売れた順に以下。

・旅絵ハガキ  100円
・野を歩き野に親しみ野に学ぶ (のみちネットワーク)  500円
・自転車ツーキニストの作法 (疋田智、ソフトバンク新書)  300円
・ニューギニア水平垂直航海記 (峠恵子、小学館文庫)  200円
・アラスカ 風のような物語 (星野道夫、小学館文庫)  300円
・祝い星「ホクレア」号がやって来た。 (内田正洋、文庫)  300円
・沖縄人力紀行 (藤本亘、彩図社)  1000円

売れたのは本類に限っては計6冊。終了後の店主向けアンケートでは7冊と勘違いして書きました。ごめんなさい。
そして、今回の大家さんの「特別養護老人ホーム谷中」の職員の方とホームに入居している方も拙店を覗いてくださったり、出店中の専従の助っ人さんにもいろいろ気を遣っていただきまして、今春もお世話になりました。ありがとうございました。

ちなみに、写真は11時の出店開始時の拙店の先発本だが(その後入れ替えもした)、覗いていくお客さんの注目を終始最も集めたものは左側に入れた、現在発売中の『週刊少年サンデー』22・23合併号(小学館)か。少年誌なんか、しかも3日前に発売されたばかりの最新号を入れていたのは僕だけ? 結局は売れなかったが、なぜこれを箱に入れたのかもちゃんと理由がある。
この号に、同じ小学館の青年誌『ビッグコミックオリジナル』で連載中で、来月7日(土)には(最近宣伝に力が入っている)小栗旬が主演の実写映画も公開される『』の、少年誌仕様の読切が掲載されているから。
連載ではここ1、2年は(山よりは)いろいろな人物の人間模様が描かれて複雑になってきて、ストーリーマンガと視るのであればそれはそれで良いのだが、この連載当初に立ち返ったような言わば原点回帰という雰囲気の1話完結の話が、少年誌向けに簡素化したのがむしろ良かった。
まだ未読の方は書店やコンビニなどでぜひ。まあ今後、単行本(先日14集が発売されたばかりなので、15集以降か)にも収録されるはず。
という、マニアック? な意図を理解してくれる方がたくさん訪れるといいなあと思ったが結局は叶わず、なぜサンデーが入っているの? と実際に質問してきたのも1人だけだった。もうちっと好感触だと思ったのだがなあ。しかもこれを100円で出品したし。その(今日の出店直前に発表されたという)掲載のタイミングの良さも理解してくださる方が現れれば嬉しかったが、そこまでは厳しかったか。かなりの自己満足の世界。
そういえばサンデーはこの号の表紙の『銀の匙』も含めて、ここ1、2年で徐々に面白くなってきた。まさか荒川弘を引っ張ってくるとは! と驚いたが、サンデーの色に最適の作品かね。ジャンプやマガジンやチャンピオンではないよこれは。

それから今回、谷根千を中心に最近立ち上がった「一箱本送り隊」という被災地へ本を贈る動きと連動してその活動の一部として、各店主の出店とともにいくつかの大家さんで「100円均一義捐箱」というのを設けていて、そこでの売り上げを「一箱本送り隊」の活動資金、つまり被災地支援に充てる、ということで3日も続けて行なうそうで。だから3日を覗きに行く方はそちらもチェックしてみてはー。僕もたぶんいち客として巡るかも。

また、実は拙店の今回の試みとして、売り上げの約半分を義援金や支援金に、ではなく、僕の今後のボランティア活動費に充てる、という名目も(小さく)打ち出していたが、そちらもあまり振るわず。でも年内のいろいろな出店でそれを継続していくつもり。
そういえば途中で冷やかしに来たある知人にもっと接客に力を入れて自己主張すべき、とその場でダメ出しを受けたが、拙店の接客はそういう(某家電量販店のように店員の声掛けがうるさくてうざく感じるような)感じにしたくないし、あまり殊更に主張するものでもないと思うので、こっそり続けたい。無神経に声掛けすればいいってもんぢゃなく、お客さんのとの駆け引き? のさじ加減は、5年もやっていればわかるっつうの。

で、それも反応が薄かったなあと落胆した出店終盤にひとり、助っ人さんのなかに宮城県内のある被災地出身の方がいらして、少し被災地に関する話をすると地元以外にも(僕が先週行った亘理町も含めて)県内に知り合いは多いこともあるためかその意図を汲んでいただけて、最後の最後に拙著『沖縄人力紀行』のお買い上げにつながった。ありがたや。
これはほかの販売の機会にも継続していかないと。

という感じの、一応は初心で臨んだ5年連続の春出店だったが、まあ売り上げ云々よりも参加することに意義がある、のかしら。
たしかに毎春のこの催しに合わせて力を入れて準備したわりに帰路の荷物の重さがほとんど変わっていないという事実を毎年積み重ねるのは凹むが、でも出店することによる意義もそれなりに見出せているので、今後も「人力」の「旅」にこだわった出店は前向きに検討しようかね。ただ、今年下半期はほかの古本市やフリマでも出店の機会はやや減るかも。
まあタイミングが合えば今後もぜひ。
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