クローンばかり！ アサザ（浅沙）

　①　今日は、台風で延期になっていた孫の運動会の予定でしたが、新しい台風情報により、１０日に再延期になってしまいました。
　曇天だったので、於大公園に出かけました。



　②　池には、アサザ（浅沙）の黄色の花が沢山咲いていました。
　アサザは、浮葉性植物で、地下茎をのばして生長します。
　つまり、水面を覆うように沢山生えていますが、同じ遺伝子からなるクローンです。
　


　③　於大公園にある花は、雌しべが短く、雄しべが長い「短花柱花」です。
　これなら種子ができそうですが、アサザは変わった繁殖方法をとっています。
　実は、雌しべが長く、雄しべが短い「長花柱花」と交配しないと、正常に種子繁殖を行うことができません。
　異なる２つの花型が生育しているのは霞ヶ浦だけでしたが、今年の８月に「霞ヶ浦のアサザ消滅」が報道されました。
　種子で繁殖するよりも、クローンで繁殖する方が、ＤＮＡが単一となって絶滅する危険性が大です。
　於大公園のアサザが絶滅しないことを祈るばかりです。