温泉ドラえもんのブログ

全国の秘湯巡り、昆虫、野鳥、植物、野菜づくり、小さな実験室などを中心に写真とともに掲載します。

卵、幼体、成体で越冬するクモたち ジョロウグモ(上臈蜘蛛)、ナガコガネグモ(長黄金蜘蛛)

2016年12月01日 | 動物
 朝の気温が5℃くらいの寒い日になってきましたが、このころになると、クモの巣を見かけなくなります。

 クモは、冬には死んでしまうのでしょうか。

 ① クモは、種類によって卵、幼体、成体で越冬する仕方が異なります。

 今朝、ミカンの葉に包まれるようにして越冬している成体のクモを見つけました。

 名前は分かりません(ヒメグモの仲間かな)。葉には水滴が付いていますが、体を囲うクモ糸が水をはじき防水されているようです。



 ② ジョロウグモ(上臈蜘蛛)のメスが、捕らえたミツバチの体液を吸っています。



 ③ ジョロウグモの成体は、冬には死んでしまいますが、白い卵のうの中に沢山の卵を産み付けて越冬させます。



 ④ ナガコガネグモ(長黄金蜘蛛)のメスが、茶色の蛸ツボのような「卵のう」を作り上げました。



 ⑤ 成体は冬に死んでしまいますが、この「卵のう」の中に産み付けられた卵が孵化して、幼体が卵のう内で越冬します。



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