日刊わた・りん

このblogも14年目を迎えます。令和元年となった今年も、“気ままに”更新したいと思います。

『迫力満点!』って、何が?

2006年02月18日 | 映画
以前、「久し振りに観て来ましたぁ~」
にも書いたけど、

地元のシネマコンプレックス(複合映画館)に行って以来、
最近、“映画”付いてます。

もっとも、“映画好き”は、最近始まったことではなくって
“むか~し”から。

大学受験のため、浪人中だった“秋”のこと・・・
模擬試験よやっても、今ひとつ成績が伸びず、
いわゆる『スランプ』だった時期、
予備校の講義も出ず、1ヶ月足らずの間に、
洋画、邦画、成人映画を問わず、100本ほど
観たことがある・・・

そして、今回観て来たのが、
今日からロードショー公開が始まった
「ナイト・オブ・ザ・スカイ」フランス映画です。

あの有名な映画『トップガン』から10年以上前、
既に、その原型とも言えるコミックが、
フランスで10代の若者を中心に絶大な人気を博していた。
そのコミックのタイトルは「Tanguy La Verdure」。

東西の冷戦が続き、緊張状態にあったヨーロッパの
空の平和を護る一翼を担っていたフランス空軍の活躍と、
スケールの大きな国際謀略、そして魅力的なパイロットたちの
キャラクターを余すところなく描いた躍動感溢れるコミック。

その伝説のコミックが、30年もの時を経て、スクリーンに飛来した。

「ナイト・オブ・ザ・スカイ」は、物語の背景を現代に移し、
大空を翔る騎士と呼べるパイロットたちに焦点を当てている。
ストーリーは次のようなのも・・・

イギリスの航空ショーに参加していたフランスの
主力戦闘機ミラージュ2000がショーの最中に
忽然と消息を絶つ。

この非常事態に対応したのは、
仏空軍のマルシェリ大尉とヴァロワ大尉。

二人は旅客機の影でレーダーから逃れるミラージュを発見。
たちまち三機のミラージュによる壮絶な
ドッグファイトが始まるが、
油断したヴァロワが敵機の照準にロックオンされる。

司令部から追撃中止命令が下る中、
マルシェリはとっさの判断で敵機を撃墜。
責任を問われた二人は軍籍を剥奪されてしまう。

だが事件の裏には国家を揺るがす陰謀が潜んでいた・・・

このストーリー、フランス映画特有の
「問題提起しているけど、結論が見えない」
と、言う、終わり方・・・

国家を揺るがす陰謀の本当の黒幕は?
陰謀の真の目的は??

が、最後までわからず、何だか、
『パート2』に続く・・・みたいなエンドロール

でも、娯楽映画としては面白い!

戦闘機アクション映画は、基本的に
CG技術による映像革新で迫力を伝えてきたのだが、

この映画の飛行シーンでは極力デジタル処理を排除し、
この映画のもう一人の主役である戦闘機ミラージュ2000に
最高4台のカメラを持ち込み実写での撮影が行われたとのこと。
そのため、他を圧するスピード感、臨場感、飛翔感が実現されている。

ちなみに、このミラージュ2000は、
1984年から20年以上に亘ってフランス空軍の
主力戦闘機の座を守り続けている名機。

最高時速こそ最新鋭機には及ばないものの、
音速を軽々と超えるスプリント力を持ちながら、
ドッグファイトで最も重要視される旋回性能などの操縦性は、
今なお世界最高クラスと言われている。

この映画は史上初めてフランス空軍の
全面協力の体勢でスタートし、
撮影には本物のミラージュ2000をふんだんに使用、
さらに出演者たちも厳しい特殊訓練を経て、
実際に搭乗しての撮影を敢行したとのことである。

そのような製作人の努力が、
眼も眩むようなスリルとスピード、
そして観る者に実際にコクピットにいるかと
錯覚をおこさせるような迫真のリアリティを生んでいる。

そんな映画です。
是非、如何ですか?

次は、『ナルニア国物語』でも、観ようかなぁ・・・(^^)

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