朝礼の話題

見たり読んだりして、感じたことを朝礼で話しています。この頃は仕事の話は少なくなりました。

ジュリア・ロバーツ主演 「愛の選択」(Dying Young)

2006-07-14 09:17:41 | 映画
愛の選択(Dying young)2006/07/13
ジュリア・ロバーツ主演につられてムービィプラス・テレビで観ました。
 いい俳優の出る映画はやはり面白い。
 例によって、ジュリア・ロバーツは、美人だけれどあまり考えない知性のない失業女23才として、登場します。
 白血病で10年治療している金持ち息子の大学院生28才を住み込みで介護する仕事に就きます。
 病院で放射線治療・抗がん剤を飲むと、副作用で、嘔吐・幻聴が起こり、介護も大変です。
 1週間ほど続くと休憩です。そうすると普通の生活が出来ます。

 今回の治療休暇には近くの別荘地に二人で行き、結ばれることとなります。
 近所の住人に、あの「赤毛のアン」でマリラを演じた女優が住んでいます。
 マリラと同じに背筋を伸ばし、しわがれ声で話すのがうれしいです。

 休暇生活を楽しんでいるところ、白血病の症状がひどくなり、ジュリアに隠れてモルヒネを打つまでになります。
 それを知ったジュリアは「何故 私に言わないのか?」「死んでいく自分は安心して死ねるかもしれないが、それを見ている私がどう感じるか考えないのか?」「治療をすれば50%は生き残る現在の医学を信じて、最善を尽くそう」
と怒り喧嘩になります。

 父親と連絡を取り、再度入院することになりますが、そのうちのエピソードで仲直りし、彼の入院に付添い介護することで映画は終わります。

 こんな筋でしたが、歳とってもあまり死ぬ事を考えない私にも考えさせるものがありました。
 「希望を持つことが恐ろしい」「死ぬと分かっているのに、自分の道連れに人を誘っていいのだろうか?」と主人公は言います。
 白血病が治ってハッピイエンドという感じは持たせません。
 能天気のジュリアは大学院生の彼と一緒に居るうちにインテリらしくなってきますが、「知り合う前の無知なままのときのほうが幸せだった」と発言するのも、「そうだよなぁ」と自分の子供時代を思い出させました。
 


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