野暮用があって山麓のお寺さんへ出向いた。
参道では行き交う人が朝の挨拶をする。
本堂へ行くと、住職が杖をついて雲水二人に何か指導していた。
さすが偉い坊様だ、威厳があるなと思って「おはようございます」と挨拶をした。
若い雲水二人は合掌し頭を下げたが、住職はこちらを一瞥しただけで無言だった。
偉い坊様だから、目下の者にはそういうあしらい方をするのだろうか。
この坊様とは以前レストランでぱったり会ったことがある。
この時も袈裟を着て取巻き連中とカレーのランチを食べていた。
お香のにおいよりもカレーのにおいがしそうだな、と
カミさんにひそひそ話したが、今日は何だか金のにおいがしそうな気がした。
参道では行き交う人が朝の挨拶をする。
本堂へ行くと、住職が杖をついて雲水二人に何か指導していた。
さすが偉い坊様だ、威厳があるなと思って「おはようございます」と挨拶をした。
若い雲水二人は合掌し頭を下げたが、住職はこちらを一瞥しただけで無言だった。
偉い坊様だから、目下の者にはそういうあしらい方をするのだろうか。
この坊様とは以前レストランでぱったり会ったことがある。
この時も袈裟を着て取巻き連中とカレーのランチを食べていた。
お香のにおいよりもカレーのにおいがしそうだな、と
カミさんにひそひそ話したが、今日は何だか金のにおいがしそうな気がした。