日々記

ひびき

偶然必然

2015-03-03 | Weblog
自分は人生を今も若いころも不思議で矛盾だらけなものとして捉えている。
運命論者ではないから偶然必然は分けないが、
余程でない限り突発的な幸不幸にはそんなに感情が揺れたりしない。
ところが、人生に偶然なんかないと言い切る人がいる。
あれもこれも自分の行いがそうさせているのだという。
自分で選んだ道だから、何とか乗り越えるべきだという。
ふうん、そうか。あれもこれも自分で蒔いた種か。
多種多様な試練を与え、それを超えてゆくための自分探しなのか。
そういわれたら、思い当たるふしはないでもない。
しかしながら、彼女いない歴五十数年の腋臭男に翻弄されるのも
自分自身が設定した試練なのかと問うたら、慈悲心の足らなさを指摘された。
「あんたも会ってみたらわかるよ」と言ってやったが、言いたいことはわかっている。
良い人もたくさんいるから、この男だけが際立って嫌な奴に思える。
自分自身、こんな奴がいたら嫌だろうなぁと思ったことが現実化したんだろうか。
けれども、自分の中でたった一人の嫌な奴だからまあいいかと思わないでもない。
不思議なもので、好きな人は多数になっても嫌いな人は何人もいないなということだ。

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