日々記

ひびき

てんとう虫

2018-07-27 | Weblog
勤務中、不意に蜂の群れにまとわりつかれ、その一匹に刺された。
蚊、蜂、クラゲ、棘類、包丁、針、まぁ刺すものはみんな嫌いだが何しろ刺されるのは痛い。
みるみる腫れて指が痺れ、手のひらの感覚が鈍くなってきた。
これはヤバいと思った。
過去に刺されたのが、
二度目か三度目か記憶がない。
毒がまわってそのうち死ぬような気がしてきた。
今すぐ死ぬなら四十年後に計画していた終活プランが台無しになる。
あそこにもここにも死後に見られると赤面するようなものがある。
待合室で待っていると、
刺された手が痺れるという事実ひとつで自分は今すぐにも死ぬかも知れないとカミさんにお別れのメールを打たなきゃいけないと思った。
けれども何て言えばいいか
わからない。蜂に刺された云々は面倒臭いから、わけのわからない遺言なんかどうだろうかと考えた。
一人勝手になっているうちに診察室に呼ばれて先生と話しているうちに大事ではないと言われた。
「すぐ、死なない?」
「すぐには死にません。やがては」
言葉通りではないが、先生の
ネガティブなやりとりの場面に、あぁと胸を撫で下ろした。
それにしても、蜂や蚊に刺されたくらいで何で死ななきゃいけないんだと少しイライラした。
「次回からは注意が必要です」と先生に念をおされた。
仕事に戻って、
「ふん、死ぬときゃ死ぬさ 」と
自分にもまわりにも強がりを
言ったが、てんとう虫が
腕に乗っかっただけでギャッと
大騒ぎした。
肌に触れるものが皆ハチになっている。
五感の頼りなさったらない。
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