日々記

ひびき

梅さん

2018-08-13 | Weblog
薪仕事をする梅さんは今年で78歳になるそうで、
「わしもこんな歳やから来年のことはわからん」と
言いながら毎年元気な顔を見せてくれる。
昨日も、今冬用の薪を一トン運んでもらった。
持ってきてもらうのはいいが、今回は気が滅入っていた。
病み上がりなのと、今日の暑さでまた夏バテがぶり返す気がした。
これでお盆休みが台無しになるような気がした。
約90近くある薪の束を裏庭まで手で運ばなければいけない。
「私がやるから休んでて」とカミさんは言うが、
いったいその華奢な身体で運べる筈もない。
今回は、省エネで休み休み無理しないでやろうと決めた。
梅さんが第一便、第二便と軽トラで山から一人で運搬してくれる。
真っ黒に日焼けした筋肉は余程か自分より若々しい。
「もうそろそろ止めたいけどね、止めさせてくれんがやみんな」と梅さんは笑顔で言う。
それもその筈で梅さんとこの薪は驚くほど安価で質がいい。
限定された顧客だけと取引してるから出来ることだと言っている。
ここの顧客は梅さんのことや料金のことなどは他人に口外しないのが暗黙の規則になっている。
「今年の暑さは異常やね。雨も雪も、お日様も異常やね」
「ああ、そうや。でもここはまだいい、山はもっとひどい」
梅さんの元気な顔を見てお喋りしているうちに、
なんだか身体に滞っていた気がスゥっと流れ出してやる気が湧いてきた。
自分はまだまだ頑張らなきゃと思った。
こんな季節に冬支度なんかして、やっぱり前向きじゃないと出来ない。
そんなことを自分にいい聞かせながら今夏の大仕事が片付いた。

梅さんは、毎年薪と一緒に自作の野菜を持たせてくれる。

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