日々記

ひびき

不幸な青リンゴ

2018-08-15 | Weblog
昨日、出先で寄った田舎のスーパーに青リンゴがひとつ二十円で売っていた。
そのまま食うか、もしくは
カミさんに菓子にしてもらえばいいと3つだけ買った。
「小ぶりなリンゴね。一個二十円が高いんだか安いんだか」
テーブルに置いた可愛い青リンゴを見ていきなりそんなことを言った。
「二十円なら安いだろう。これ以上安いリンゴなんてない」
「あら、甘くなければ十円だって高いでしょ」
「まだ口にも入れてないのに悪口を言うな!」
昼間の天気が嘘みたいに、外は叩きつけるような雨が降っていた。黙って、青リンゴをひとつ冷蔵庫にしまい甘味を確かめてやろうと思った。
たとえ甘くなくったって、
このデザインと香りだけでも十分だろう。たった六十円だ。
なんなら絵を描いたっていいんだ。
雨はカミさんと言いあっている十分程激しく降って止んだ。
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