日々記

ひびき

常習

2013-12-05 | Weblog
こんなのも常習というのか人によるだろうが
自分にはどうしても自制できない菓子がある。
小麦粉に塩を塗して捩じったものを油で揚げただけの菓子だが、
これを口に入れると、ひとつふたつでは決して治まらない。
もう止さなきゃと思うのに、あとひとつ、あとひとつだけと手を伸ばしてしまう。
欲求が満たされると途端に、何でこんなものに手を出したんだと後悔してしまう。
自分で分かっていながら、それを止められない。
外来があれば、そこへ世話になるべきかも知らない。
特に飲酒が手伝うと気が緩んで過剰に摂取してしまう。
「おい、おれを止めてくれ。もしもの時は引っ叩いてもかまわない」
カミさんを目の前に、またひとつふたつと手が伸びてしまう。
今日たまたま、家のやつが安売りのそれを買ってきて、
偶然自分もそのスーパーでそれを買って結果二袋になった。
「ああ、横綱(菓子の名前)二袋もある。おれはきっと駄目になる」
ふざけ半分に言ったつもりが、貪る自分に嫌気がさしてしまう。
このごろどういうわけが塩気に執着する傾向がある。
きっと、健康に気遣って味気ないものを食している反動だろうと思うが、
それと切り離してみても、あの菓子は自分を虜にしてしまう。
コメント
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