酸いも甘いも・・・


酸いも甘いも、もっと経験してから、鈍行各駅停車の汽車でゆっくり
行きましょうか・・・

ドンチへの詫び状 2

2020-07-19 22:51:24 | 日記
さて、ドンチを語るには15年ほど遡らなければならない。

ドンチが死んで11年、その4年前に我が家族の一員として引き取りました。
引き取られずにはいられない、余りに過酷な環境に12年も生きていたドンチを
横目に見て通り過ぎることはとても出来ませんでした。
家に来てからは、ハナと姉弟のように幸せに楽しく生きたドンチでした。

では、何故にドンチを我が家に引き取ったのかを、具体的にお話しましょう。
それは15年前のある日の事でした。

(当時私は、仲間数人と動物助けのボランティア活動をしていました。
野良猫を捕獲して、動物病院へ連れて行き去勢・避妊の手術を受けさせ、
回復したら捕獲した場所へ戻したり、里親を探して幸せにする道を選んだり
しました。
野良猫の子は野良猫を生きる定め、又その子供も野良を生きなければなりません。
そんな不幸な命を無くすためのボランティア活動でした。)

(犬を救う活動もしました。
私はどちらかと言えば、犬に力を入れていました。
迷子犬を捕獲したら、飼い主探しに尽力します。
捨てられた子なら、里親を探して幸せにします。
それはお金も掛り大変な活動でしたが、仕事を引退した後の生き甲斐になりました。)

そんな活動をしているとき、仲間の一人から連絡が来ました。
ある山に入る途中の無人の資材置き場に10年以上も繋がれたままの痩せた犬が
いるのだがどうしましょうと・・

餌や水も与えてもらっていないと言うのです。
私はすぐにその方と現場に駆け付けました。
(明日に続く)