てんとう虫の歳時記 2

主に狭山丘陵の野鳥、昆虫、植物などを写真を中心に綴ります。

 オオミサンザシ

2014年10月10日 19時46分37秒 | 日記

都立薬用植物園にて。

生薬のサンザシは、サンザシ(C.cuneata)やオオミサンザシ(C.pinatifida var.major)の実を乾燥したものです。

クエルセチン quercetin や、ビタミンCなどを含み、収斂の作用があり、漢方では、消化薬の補助や止瀉などに利用されます。

医薬品以外では、加工してドライフルーツにしたり、料理に利用することもあります。

とある。


 オオミノガ幼虫の越冬

2014年10月10日 18時57分42秒 | 日記

いつも通るよく目立つ所にミノムシの蓑が下がった。

この中には終齢幼虫が入っている筈。

 

(幼虫は)6月から10月にかけて7回脱皮を繰り返し、成長するにつれて蓑を拡大・改変して小枝や葉片をつけて大きくし、終令幼虫(8令)に達する。

主な食樹は、サクラ類、カキノキイチジクマサキなど。

秋に蓑の前端を細く頸って、小枝などに環状になるように絹糸をはいてこれに結わえ付けて越冬に入る。

越冬後は普通は餌を食べずにそのまま4月から6月にかけて蛹化する。そして6月から8月にかけて羽化する。

とある。

とは言っても羽化するのは♂だけで♀は芋虫状で蓑の中に留まるという。

そして蓑の中で交尾して蓑の中に産卵するという。




 天使のはしご

2014年10月10日 11時17分07秒 | 日記

 湖面が光って幻想の世界。


薄明光線(はくめいこうせん、英語crepuscular rays)は、太陽に隠れているとき、雲の切れ間あるいは端からが漏れ、光線の柱が放射状に地上へ降り注いで見える現象の俗称。

おもに、地上から見た太陽の角度が低くなる早朝夕方に見られる。美しい自然現象だとして、写真撮影への人気も高い。

とある。



 ヌルデミミフシ

2014年10月10日 09時42分54秒 | 日記

 

ヌルデミミフシが大きくなっていたので一つ割ってみた。

中からたくさんのヌルデシロアブラムシが出てきた。


日本女の歯を染めたもの 3. ヌルデミミフシ様には次のようにある。

2・3mmの厚さをもつヌルデミミフシの内部は空洞で、アブラムシたちはその壁に取り付いて吸汁し繁殖する。

虫こぶは完全な閉鎖系であるため、居住空間を汚さないように、アブラムシは排泄物を白い蝋の形で排出する。

また、アブラムシの脱皮殻や死体も白い色をしているため、虫こぶ内部には白い綿のようなほわほわした物体が入っている。

この閉鎖空間の中で、アブラムシは産仔と脱皮成長のサイクルを3・4回繰り返し、つまり3・4世代を経て、10月半ば以降に、虫こぶ内部での最終世代を送り出す。


虫こぶ内部のアブラムシは翅を持たないが、最終世代の成虫だけは透き通った灰色の翅を持つ。

10月後半から11月にかけて、最大直径が10cmほどに成長したヌルデミミフシの数カ所が裂開し、そして、千匹を越える有翅虫がその裂け目から外の世界に飛び立っていく。


      2012年11月04日撮ったヌルデシロアブラムシ