去る3月3日のウリ稲門会の総会で新執行部がスタートして、早いもので半年が過ぎようとしています。新執行部としては以下のような活動をしてまいりました。
○ 羅鍾一前大使の又石大学総長就任祝いの為、韓国全州訪問
○ ソウルにて韓国の早稲田大学同窓会とのコンタクト(同会の集まりの時等再度訪問してパイプ作り始める予定)
○ 第12号ウリ稲門会ニュース発刊
○ インターネットに早稲田大学ウリ稲門会のブログがスタート
○ 早稲田大学125周年事業への協賛呼びかけ
○ 早稲田大学VS高麗大学のサッカーの定期戦観戦
大まかに上記のような活動をしてきたわけですがその間、文一陳、李宇海の副会長をはじめ、李春雄代表幹事を中心とした幹事の皆さんが、実によくその任を全うして下さいました。この紙面をお借りして、改めて感謝を申し上げたいと思います。
又、この8月25日には、無事納涼会を開催することが出来ました。
李副会長発案による洒落た企画のせいか、久しぶりに多士済々なメンバーが、多数御参加下さり、会も大いに盛り上がり、皆さん楽しいひと時を過ごされたのではないでしょうか。大阪からは作家の金在南学兄が、遠路はるばる参加して下さいました。きっとお疲れになったに違いありません。本当に有難うございました。
納涼会についての詳細は、他に譲るとしまして、将に二時間の東京湾クルーズが、あっという間に過ぎた感じがしました。
さて前回のウリ稲門会ニュースに現役学生の声として、商学部2年生の姜裕史学兄から「大学にもウリ稲門会のような、同年代の在日の仲間が集い、時間を共有できるような会があればいいのに」という願いを込めた記事が寄せられました。私が学生の頃は、学内に「韓文研」・「朝文研」があって、それぞれ競い合うように、活発に活動していたものでした。私などは、当時、半ば強引に韓文研に勧誘されたのですが、そのお陰で民族意識に目覚めることが出来たし、素晴らしい先輩諸兄に会うことが出来たのでした。
振り返ってみますと、その後の私の人生の大半を当時の同窓学兄(先輩・後輩)と共に歩んできたような気がします。もしあの頃、誰も私を韓文研に誘ってくれず在日の人達と会うこともなければ、きっとまるで違った別の人生を歩んでいたに違いありません。そう思うと私にとって韓文研からウリ稲門会に続いたこの組織は誠にかけがえのない存在であったといえる訳です。
昨今大学には個人情報保護法の影響を受け、徐々に在日の新入生の情報を知ることが出来なくなり、メンバーの数もどんどん先細りして、今ではなんと「韓文研」も「朝文研」もなくなってしまいました。このままでは、我々の「ウリ稲門会」も跡を継いで呉れる後輩達が居なくなり先細っていくに違いありません。私は今期この問題を最重要課題の一つとしてとらえこの問題に対処していかなければならないと考えております。
その為の一つの方法として来春、早速にもウリ稲門会主催で「新入生歓迎会」をやってみてはどうだろうかと考えています。大学当局から新入生の住所等を教えて貰えなければ、看板だのビラだの、きっと何かしらの方法がある筈です。
最初は小規模でもよい、少人数でもよい、兎に角これを何とか実行にこぎつけることが出来ればと思っています。来春ということになると、開催までわずかな時間しか残されていません。これは結構大変な仕事になると思われますが、何とかやるしかありません。もしこの新入生歓迎会を我々の手で開催することが出来れば、やがて、そのことが契機となって大学に、在校生による「ウリ稲門会」(仮称)のようなサークルが誕生することになるかも知れません。
どうか同窓学兄の皆さん、この事業に対し深尽なる御理解を賜り、御協力下さいますよう切にお願い申し上げます。
ウリ稲門会会長 安王錫
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