遺体 明日への十日間

「遺体 明日への十日間」を見てきました。
震災直後の遺体安置所のお話。
派手なエピソードも感動的な救出劇もない。
ただそこにあった事実をえがいている。

ああやって同級生が並べられてたんかな。
ああやってうちの身内も遺体を搬送してたんかな。
ああやって親戚があの子を探してたんかな。
ああやって同級生が市役所で頑張ってたんかな。

最初から最後まで、上映終わってからも泣いてました。
泣きすぎて目が腫れてどこにも寄らずに帰ったっちゅーねん。
本当はもっとえげつないこともあったと思う。
報道されないところで頑張っていた人がいたことを伝えるのは、やっぱりマスメディアの力だと思う。
脚本・監督が君塚良一さんなので演出に違和感がなかったです。

キャストも豪華で、特に柳葉敏郎は方言が違和感なし。
厳密にいうと若干違うけど、さすが秋田在住ですわw

被災地出身者は見るべきかな、と思う。
多少客観視できる立場の者には受け止める責任があるように思う。
被災された方にはまだ早いかな。
早くみんなが帰りたい場所に帰れますように。