柚子の里で

囲炉裏民宿“柚子の里和三郎”のブログ

ぶりっ子

2014年07月17日 04時18分19秒 | グルメ
若子一塩造り

ワカシは鰤の幼魚で、35cm以下くらいのものをいいます
和三郎の地域では、ツバスと呼ぶ
養殖に使う幼魚は、さらに小さい数cmのもじゃこと呼ばれるものを集めます

ひと文字でワカシと変換できる漢字が、ワードには無いので使えませんでしたが
魚偏に夏でワカシと読みます
ツバスは、魚偏に翼と書きます(環境依存文字)

漢字の示すように夏になると獲れ始めます
大阪や京都では、鱧が梅雨明けをイメージする魚でしょうが
南四国では、ツバスが梅雨明けをイメージする魚です

この魚を食べて、鰤をイメージするのは難しいと思います
鰺をあっさりとしたような味がする
たぶん、言われなければ、ほとんどの人は、鯵だと思うでしょう
鰤は、鯵科の魚なのです
このすがすがしい味や香りが、南四国の梅雨明けの味なのです

ツバスは鱗をひいておろして、うすく塩をあてます
冷蔵庫で3時間以上おく
小骨を毛抜きで取って、柚子酢(米酢でいい)で洗い
皮をひいて刺身にします
塩をあてて酢で洗ってやると、青魚の生臭さが無くなる


25cmくらいのツバスです
小さくとも、見た目は鰤そのものです


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