パソコン美人におんぶにだっこ

パソコン相撲 入門

露西亜人形 (自作詩)

2021-02-26 23:04:06 | パソコン相撲
波の音 憂慮に響き
異国の風 冬伝え
寄せ来る潮騒 悲しげに
もぬけの風景 鋲で刺す

ここは最果て 地の坩堝
流離い人 彷徨せしど
行って帰らぬ人多し
あるいは波のせいだやら

そぼ降る雨のなか
流れ着いた露西亜人形
どこかネリーを思い出す

遥か彼方からここまで
冷たい海越えたわ露西亜人形
取れたリボンは 波のまにまに 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

忘れな河 (自作詩)

2021-02-26 22:46:23 | パソコン相撲
たがいの鼓動が一つとなり
なめらかになるに任せ
忘却の淵に遊べば
明日を見ずに済むだろうか

相変わらずの微笑は涙を含み
お前の癖は直らない
あるいはそれでいいと知りつつ
目を見ると 俺がいた

小さな星が流れて行くとき
小さい声は言った
あの先には何があるのか って

思い出河を越えようと
刹那を愛そうと
忘れな河は 越えれない
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

森と鶯 (自作詩)

2021-02-26 22:29:03 | パソコン相撲
チカチカと明滅するように
木々は木漏れ日 通します
サヤサヤとそよごうとして
緑は黙然いたします

静かな空間のなか
鳴いているのは 鶯です
スイスイと飛翔し
鳴いているのは そればかり

葉桜はゆれ とまるは鶯です
自由に生き 
そればかり そればかり

サヤサヤそよぐなか
ユラユラ霞むなか
鳴いてるのは そればかり
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

モーゼ (自作詩)

2021-02-26 22:16:27 | パソコン相撲
時代の生んだ選民は
時を越えて生き続けます
それは 何か必然のような
因果めいた宿命でした

神話の時代は終わったとしても
それなる母体は生きてます
蝋燭のような
あるいは狐火のような それは

今まさに すべては始まり
空間をも越え
胎動しつつあります

聖なる者 教化を叫ぼうと
モーゼは立ちました
あまたの群衆 光を見ました
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする