かばるあんぎん

まっ、人生いろいろあります。ゆっくりいきましょう、ご同輩!!

東京骨灰紀行

2013-01-08 18:43:51 | 東京徘徊

あ~面白かった。
2009年初版の「東京骨灰紀行」が文庫本になったので再読します。

おもしろ、おかしく、軽妙洒脱、そしてためになる。なんだか名調子の講談を聞いているようです、小沢信夫さん。

明暦のお江戸から平成の東京へ石碑のタイムマシンに乗り、「ぶらり両国」、「新聞旧聞日本橋」、「千住、幻のちまた」、「つくづく築地」、「ぼちぼち谷中」、「たまには多磨へ」、「しみじみ新宿」、「両国ご供養」、ぐるり大江戸ひとまわり。よくもまああれだけの地下に眠る、幾千幾万ご先祖様の生きた証を訪ねて歩く東京散歩。

小沢さん最後にこう結んでおられます。
「都市という不自然な形態は、いかに不自然な死者たちを絶えず生じさせることか。その無量の屍たちのうえにこそ、多様な町暮らしの喜怒哀歌が、営々とくりひろげられてこられたのだなあ。そのこしかたを忘れ果てた集団に、崩壊以外のどんな未来がありえようか」

ではポケットにこの本をつっこんで骨灰散歩へでかけましょうか。
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ノスタルジイサン

2012-01-31 23:21:52 | 東京徘徊


東京の空ますます狭くなるばかり、しかし、ここ(皇居周辺)はぽっかりと穴のあいたようで空が広く見えます。

アタシの子供の頃(昭和30年代半ば)は、こんなふうに空はもっと広々していたように記憶しております。いやいや、それだけでなく、あちこちにもいろんな隙間がありましたね。

友だちと約束のない日曜の長いの昼下がり、ひとりでふらりと自転車でかけると、資材置き場、空き地、のたぐいがたくさんあったこと。

当時は、まだ車も少なくて裏通りは静かなものでした。聞こえてくるのは今とは種類が違って町工場のリズミカルなプレス機の音、職人たちの掛け声。今と比べると音にも隙間がありました。

ところがねぇ、今の東京ったら、物、人、車、電波、情報、意味、時間、埋め尽くされて隙間がない、人様のココロまで隙間がなくなるようで困ったことです。なんてね..、で、アンタは当時の生活に戻れるの?なんてといわれると、「いろいろ矛盾もありましょうが平成24年の生活は至極快適で便利でもう後戻りはしたくない」というのがホントのところではないでしょうか。

不便だったときの生活の味を忘れてしまうのはもったいない。ま、美化されるのが昔の思い出の常だけど時には当時の暮らしを思いおこすのもまた楽しいものです。

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東京日記のその一

2011-12-27 07:00:28 | 東京徘徊


「私の乗った電車が三宅坂を降りてきて日比谷の交叉点に停まると車掌が故障だからみんな降りてくれと云った。」

都電(当時は市電)の故障から始まる東京日記のその一は、
巨大な鰻が皇居のお濠から現れる話です。
安全地帯に立っている人人がみんなお濠の方をみていると、
お濠の水が空が傾いたり直ったすると思うほどゆさりゆさりと揺れて
信号灯の赤と青が大きな鰻の胴体をぎらぎらと照らして牛の胴よりもっと大きな鰻が上がってくる。

当時は日比谷の交叉点から銀座和光ビルが見えたそうです。
平成23年の交叉点はペニンシュラ・ホテル、日比谷マリンビル
、丸の内警察署、サンケイビルと様変わり。
新しいビル建ち並び和光ビルは見えません。
お濠には、お化け鰻はおりませんが
潜水艦のように太った鯉がまったりしております。

東京日記、どれもこても突拍子な話なんですけど
なんとも映像的で見事です。ついついい夢中になっていますねぇ。
アタシのひとつ下手な絵を描いてみました。CGが発達した今こそ映画化ですよね。
スピルバーグさん、同時代のタイタンの冒険もいいけど、東京日記もいいですよ。

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寺回り

2010-12-26 09:19:22 | 東京徘徊
年始は初詣てすね。

普段アタシはポタリングの途中神社仏閣を見つけると小さな公園のベンチで休むようなつもりで山門をくぐってしまいます。もとより信仰なんて上等なものには縁がないけれどお願いのほうは神様仏様にしっかりとしときます。

ケチなお願いを済ませたあとは厚かましくも土足で本堂に上がり堂内の暗闇を覗いた後は、塚、碑、像、鐘楼、石塔、と境内をうろうろ、くんくんして遊びます。

観光案内に登場するよなメガトン級大神社大仏閣。デーンとして立派でいいですね。高度成長期時代に育ったアタシはこうゆうメガトン級神社仏閣は世界に誇る日本経済そのものってな感じが好きですね。外国人観光客もここに来て「オー、ワンダフル!」と青い目を大きくしております。GNPが中国に抜かるとかなんとか巷では騒いでおりますが、ここういうところに来るとまだまだ日本は大丈夫だな、と思ったりもします。

一方、立派な神社仏閣もいいのですけど、路地裏の小さな祠、こちらもいいですね。迷信から生まれたようなところだけれども近所のバアサンしか祈願に来ないようなが祠が特にいいですねぇ。「世界が平和でありますように」なんて大それたお願いではなく「腰痛がよくなりますように」とか「孫の病気が治りますように」なんてきわめて個人的なお願いをする場所。子どものころからアタシの住み慣れた世界の話ですから、路地を歩いてこうゆうのと出会うともう懐かしくたまらんのです。

新宿太宗寺の塩地蔵、北品川春雨寺の石くれ地蔵、巣鴨は真性寺の子育て地蔵、小石川源覚寺の蒟蒻閻魔、などなど調べてみると行きたいところが沢山あります。来年は他力本願、自からは何もしない。神様、仏様、キリスト様、を頼って、力まず、奢らず、楽しく、やっていきたいものです。

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1day パス

2010-12-04 18:27:57 | 東京徘徊

かねてから気になっていた東京都交通局の1dayパス、これを使えば都バス、都電、都営地下鉄が乗り放題。こいつを使って散歩に出たらさぞノンビリ気分で良いのではと思っていたのですが700円の元を取るなんてケチな考えがいけないのですねぇ。ぎゅぎゅう詰めの一日観光バスみたいになってしまいました。


今日は、まず地下鉄を乗り継いで文京区役所前へ、そこからバスで大塚、さらに都電に乗り換えて庚申塚で下車。そこから再度都電に乗り飛鳥山公園。今度は折り返して雑司ヶ谷の鬼子母神様、そこからバスで椿山荘、曙橋、新宿5丁目。最後は都営新宿線で岩本町で下車、秋葉原のジャンクPCショップを物色して終わりとしました。


<すがも地蔵通りの庚申塚>



あちこちいかなくちゃ、と計画的な散歩となってしまったのは反省ですが、庚申塚、鬼子母神とお参りできたので日頃の不義理をさっぱり一掃できたようなよい気分な一日でした。

でも、やはり散歩は気ままな感じで自転車でぶらぶらがいちばんですねぇ。



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バスってやっぱり楽しいのです。

2010-11-30 09:19:14 | 東京徘徊

とある日曜日、気分が良かったので散歩に出ました。
てくてく歩き回るともう夕暮れ時、そろそろ帰るかなあ。
ということで、その日は新橋からバスで帰りました。


新橋-銀座ー鬨橋を渡って晴海-木場-菊川-業平、このバスは乗り
でがあります。
 

バスはいいですよね。
なかなか来ないバスを待つ時間もなんだか楽しい。仕事に追われて
るときはバスは使えないものですしね。
やっぱり、こう散歩なんかして気持ちに余裕があるときに乗る物です
ね。乗客もジーサン、バーサンが多くて、ビジネスマンみたいな人は
少ない。この、ノンビリな感じがいいのです。


電車の窓から見る町は町の裏側という感じですが、バスからは町の表の顔が見えます。なんだか、そんなとこがまたいいのです。

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サクラ、サクラ

2010-04-03 21:22:19 | 東京徘徊



 夕食前に小一時間ばかり大横川沿いの桜を楽しみながらふらりと散歩しました。ここ三十年の間に東京の東側の治水工事はほぼ完了して、こうして堀川沿いの桜を楽しめるようになったわけです。こんなところまで桜を見物に来る物好きな人はいないようでして、静かに春の雰囲気をひとりでゆっくり楽しめるのはうれしいことです。

なんだかサクラが咲くと空気がゆるむというかココロがゆるむというか、今年もまた無事にサクラが見ることができたことにほっとした気持ちになります。



でも、日が落ちると風はやっぱり冷たくて身震いしながら我が家への道を急ぎました。
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シタマチの町内会って

2010-01-28 07:30:43 | 東京徘徊

今年は四年に一度の亀戸天神大祭なのです。
もう昨年の秋口から、氏子の町内会では神輿がどうのとかその準備の話で持ちっきりです。今夜も町内では笑点のおおぎりのメンバーのようなとっあん役員がその準備で打ち合わせ。そこがそれ、効率化なんて言葉とは無関係の熊つぁん、八つぁんの世界、決め事はかならずモメ事とへ発展しまう段取りの悪さ、何しろ顔が立つ、立タネェの世界ですから..もーっ。

地元に帰ってきて初めて役員として大祭にかかわることになりましたが、この辺の人たちはものごと上手くやろうなんてこと考えてはないのでしょうかねぇ。
ここは何十年も進歩しない人たちばかりですけど、いっしょにいるとなんとなく万事これでいいのだと安心な気持ちになってしまう不思議な世界なのです。
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すみだガラス市

2009-10-05 06:38:08 | 東京徘徊

<PENTAX K-m DL18-55>

日曜日はアタシの住んでいる墨田区のイベントでした。少々華麗さとボリュームは少ないですが、そこはそれ東京場末の下町墨田区ですからいたしかたありません。浅草や佃島といった有名どころと違う下町は下町らしく控えめで地味なところが味なのであります。


 あまり知られてはおりませんが、墨田区は伝統工芸江戸キリコを継承する中小ガラス加工工場が集まっています。その工場が年一で開くガラス市は江戸キリコを店先に並べます。ベネチアングラスやボヘミアガラスほどの繊細さや派手さはありませんが控えめな輝きが美しいですね。



こういう地味な町に住んでこういう地味なイベント見てまわるのも、けっこういいもんですな。


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お江戸のなごり

2008-11-27 07:18:36 | 東京徘徊
アタシはゆわいる下町育ちなのですが、町の形が変わると生活や習慣もそれにつれて変わってしまうようで淋しいモンです。

しかしながら、変化の遅い町もあるようでして、この件に関しては浅草あたりはかなりのんびりムードです。

どうもあそこに行くと東京というよりも田舎っぽい感じがするのはどうしてなんでしょうかね。浅草って東京が追い求めるスマートさがまったくないというか、いつまでも変わらないドンクサさが魅力なんですね。

まぁ、東京にはひとつやふたつぐらいは変化や流行に無頓着な町があってもいいんじゃないかと思うわけでありまして、お江戸のなごりを探しながらそんな町をポタリングする愉しみをちょとだけ残しておいてほしいなぁと思います。
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