年の瀬に

2012年12月31日 | Weblog

名古屋市芸術創造センターロビーにて

 フェスブック(FB)に近況を載せるようになって、ついついブログへの投稿が疎かになってしまった。
FBの短文では伝えきれない事柄がたくさんある。
FBにはFBのブログにはブログの役目というか使い方があるように思う。
それでブログへの投稿に向き合うのだが、この12月は色々なことが重なりあい、頭をよぎることは沢山あるのだが、編集に割く時間がなかなか取れなかった。

 今日は大晦日31日である。
例年25日までには、年賀状を書き終わり投函しているのだが、今年はそうならない。
三が日に一筆したためて出すようになるだろう。
いつもは年賀状の整理、あて名印刷を急かせる妻も、昨日になってようやく名簿の整理を始めた。そして妻は、1月1日を除いて、年末・年始はばっちり勤務がある。
年末・年始は、勤務先の送迎バスが出ないものだから、わたしが送り迎えをしている。
勤務する病院が市内にあるといっても、往復で1時間はとられる。夕方の迎えも同じだ。
正月ものんびりとは過ごせない。

 なにより昨夜で町会の「夜回り」が終了したので、少しは気が楽になった。
12月24日は名古屋市で和力公演があった。「暮れの打ち逃げ」(略称『暮打逃』)と称して、年末の押し迫った日にやる。
舞台を観て打ち上げに参加し翌25日に帰って、その晩から6日間連続して拍子木を打ち鳴らし町内を巡る。案外と負担なものである。

 来春1月13日(日)に、松戸市矢切「蔵のギャラリー・結花(ゆい)」で開催される「和力・新春の宴」は2回公演だ。チケットを預かりお勧めしに廻り、あわせて信州名産の「市田柿」の販売、加藤木朗製作の「和力米」の配達などかなりの忙しさだった。
ようやくそれらに一区切りついて新年を迎えたならば、名古屋公演などについての感想などを書きとどめておきたいと思っている。


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和力と世代(松戸公演のアンケートより)

2012年12月13日 | Weblog
 笑いさんざめき、客席と舞台が一体となって過ごした空間が、お客さんの退いた後はある一抹の寂しさが漂う。
ステージでは照明・音響・大道具、ロビーでは机や立て看板の片付けが手早く行われている。
わたしはアンケート箱に入った紙片を取り出し、引き延ばし重ね「今回のアンケート回収は多いなぁ…」と感じていたら約100枚にもなっていた。

「明日までに返して下さいよ」と、宿に向かう出演者に渡す。
翌日、それを引き取って目を通したら、いろんな年代の人たち感想があった。深くは読み込めず実行委員メンバーに回覧し、ようやく手元に戻ったので、氏名・年令・住所が記入された中から、その一部を紹介する。(アンケートの半数は感想のみで住所・氏名の記入がない)。

 年齢順に並べてみる。

14才女子…三味線の演奏がみていてあきなかったです。「祇園太鼓」も楽しく見せていただきました。横笛もすごくきれいな音色ですごく心がやすらぎました。来てよかったです。
14才女子…「祇園太鼓」は、和太鼓を使っていて、手のふりが早くて聞いていて楽しかったです。「鯰退治」がはくりょくがあってスゴかった。
17才女子…普段このような伝統芸能にふれる機会がないので、とても新鮮で感動しました。舞のキレはすごいなぁと思いました。自分がダンスとか日本舞踊を少しやっていたもので、舞をすごく観てしまったのですが、扇子の見せ方とか細かいところまで美しさが出ていました。横笛の曲のアレンジがおもしろかったです。いい選曲!!私も横笛をやってみたいなぁって思います。とっても力強さが伝わってきて、元気が湧いてくるようなカンジがしました。また、松戸にきてほしいです!今日はありがとうございました。
33才女子…チケットを受け取った日から、ワクワクと楽しみにしていました。公演が終了した今…ドキドキが止まりません!!うまく言えないですけど…とっても楽しかったです!!元気になれました!!「鯰退治」すばらしかったです…これで松戸も平和になりました。「北国に踊る」ステキでした♪またいつか松戸で公演してください。
41才女子…何十年も前になりますが、以前田楽座で「ししとり」や「からかさ」「水口」など、あきらさんに教わりました。今日、久しぶりにあきらさんに会える!と息子たちを連れて2列目の席で、大笑いしながら観ていました。とてもよい舞台でした!!今は次男、三男も一緒に太鼓をたたいています。
52才女子…舞踊にこんなに力強さを感じたのは初めてでした。目力と共にすごく引き込まれました。すごいです!!お三味線も、洋楽のように聴こえて、まるで和風エレキギターのようで、びっくりで、新鮮な音色に。「秋の歌」の笛のアレンジも哀愁に満ちてうっとりと、演奏後のさわやかな笑顔に余韻を…。お琴の優雅なひととき、そして落語に大笑い!!たくさんのパワーを頂き、明日からの活力に致します。たっぷりと芸術の秋を満喫させて頂きましてありがとうございます。感動!!次回も楽しみにしております。大好きな「東風」も聴くことができて嬉しかったです。
65才女子…最初に和力にあったのは7年前。その時も動きのすばらしさに感激しましたが、今回もすばらしかった。技術にみがきがかかり、息子さんの踊りも加わり、他の演奏もよかった。時間のたつのが早くあっという間のひと時でした。加藤木さんの動きはまるで空気のよう…。
88才男子…全演目が活気に溢れ、大変楽しく過ごすことができました。有難うございました。
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和力公演へのご協力ありがとうございました

2012年12月09日 | Weblog
 ブログに長期間、向き合えなかった。
和力松戸公演、ひきつづく練馬公演があり、気持ちがなかなか記録する、編集する、伝える方向に向けなくて、こんなに長期間、空白にした。初めてのことである。
……と云っても今の段階は、1月13日(日)開催の「蔵のギャラリー・結花(ゆい)」和力新春ライブ、そして3月11日(月)ゆめりあホール「チカラ」公演の取り組みに気持ちが逸り、それらの目途がつくまでブログの再開ができないとなると、これまた焦るので次の呼びかけ文書から再開することにした。



 松戸公演へのご協力ありがとうございました

 松戸市民会館(11月10日)、練馬文化センター(11月25日)での「和力公演」が無事に終了いたしました。
お力添えをいただきました皆さま、ほんとうにありがとうございました。


 アンケートをたくさんいただき、そのいくつかをご紹介します。

 全体に流れがよく、舞台構成が更にうまくなった気がします。
 三味線合奏の「北風に踊る」は圧巻でした。
 「鶏舞」は、磊也(らいや)君が一段とたくましく、見応えがありました。
 「落語」は、和力演目の取り合わせで初めてみたが、惹きこまれた。
 舞台が総合芸術化して、ますますの進化に期待します。
「日本の伝統文化のすばらしさを知った」、「元気をもらった」ということが、共通して多く記されていました。

 わたしたちは日本各地の伝統芸能を学び、芸の精進を積んでまいります。これからも変わらぬご支援をよろしくお願いいたします。

尚、関東地方での和力関連の公演をお知らせいたします。(下記の電話・ファクスでお申し込みいただけると幸いです)

 2013年1月13日(日)「第52回結花(ゆい)文化サロン」(松戸市下矢切)
第一回目・午後1時   第二回目・午後4時 (各回定員35名)
出演  加藤木朗 木村俊介 小野越郎 加藤木磊也
料金  大人 3,500円  小中学生 500円   お飲み物つき


 2013年3月11日(月)「ちから」公演 「ゆめりあホール」(練馬区大泉学園)
開演  午後7時
出演  大工哲弘 植竹しげ子 加藤木朗 内藤哲郎 加藤木磊也
料金  大人 3,500円(前売り券のみ、当日券はありません)

                                2012.12.吉日
                               
            和力事務所  電話&ファクス 047-364-3059





 実行委員のOさんから、今朝ファクスでいただいたSさんのお便りには、和力公演のこと磊也のことが触れられている。
11月10日付「津軽三味線は心地よかった」のSさんの文章を抜粋し紹介する。

○磊也君の津軽三味線を聴きたくて、松戸市民会館へ出かけた。
○磊也君の父上、加藤木朗氏率いる『和力』の演奏会の松戸公演は二年ぶりという。過日、「うたごえ喫茶」で身近に磊也君の津軽三味線を聴いてから、我にもなくたちまち彼のファンになった。鈍いというか冷静というか、余りそうはならない私には珍しい。
○ピアノ、ヴァイオリン、シンフォニー。演奏会に出かけたのは20年くらい前までである。息子たちも連れて行った。(中略)。次第に能楽堂通いに絞られ、やがて、すべてを卒業した。貧乏ばあさんになったせいもあるが、出歩くのが億劫でもある。たっぷりあるDVDやCDで充分になった。
○聴きたいのは津軽三味線だったから、小野越郎のみごとな演奏に満足した。磊也君は未だ一人前でないというけれど、狂言で鍛えた声はよく通った。木村俊介の篠笛は、ときに切り込んでくるように鋭く、ときに哀しげに嫋々と旋律を奏で、曲をリードするのが印象に残った。
「音舞語り」(鯰退治)という演目には、ストーリーで、太鼓、筝、笛、語り、舞も盛り込み、それぞれの特徴をよく生かした演出になっており、必要なこととは思われるが、私にとっては、音の響きこそが、ストーリーより大事だった。
 久しぶりに生演奏をたっぷり堪能できた記念にCDを一枚購入した。
 元来の私はクラッシック一辺倒で、他にはSに贈られたきよ坊のものしかない。
 新分野のCDに、まだ磊也君の演奏が入っていないのは、ちょっと残念である。


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