ウォーキングしていると、紅葉がまだ残っていて、赤や黄色に色づいている木があちこちで見つかります。
でも、この生け垣は違いました。
紅葉ではなくて新芽です。
ここは、建物を囲んでL字型に生け垣があり、「ベニカナメモチ」が植えてあります。
その一面だけが春のように新芽が揃って出ていたのです。
ところが同じ建物の角を曲がったところにあった生け垣は赤い色はチラホラしか見えませんでした。
この場所だけでなく、近辺にあるベニカナメモチの生け垣はすべて、緑色の葉ばかりで、ところどころ赤い新芽が出ているだけでした。
陽当たりの違いでしょうか? または剪定する時期が違っていたり?
いずれにしても、この時期に、一面の赤い新芽は珍しいのかもしれません。
この木は園芸品店によって名前が違っていました。
ある店ではベニカナメモチ、また違う店ではレッドロビンという名前になっていました。
ベニカナメモチ? レッドロビン? どちらが正しいのでしょうか?
そこで調べました。
最初に、赤みを帯びた新芽や光沢のある葉が美しい、「カナメモチ」という日本独自の木がありました。
その中に、「ベニカナメモチ」という品種があったのです。
それはカナメモチよりも新緑の赤い葉が美しく、またその赤い色が長い間、ずっと保たれている品種でしたので、生け垣として人気がありました。
ところが、ベニカナメモチは次第に人気がなくなってきました、それは発根性があまり優れなく、病気に弱いというのが理由でした。
それで、それらの悪い点を改善した、品種改良品を海外から導入しました。
それが「レッドロビン」だったのです。
レッドロビンはカナメモチと近縁種のオオカナメモチを掛け合わせて開発され、成長が早く病気に強いのが特徴なのだそうです。
(niwaki info・植木ペディアより)
ベニカナメモチ(紅要黐)
学名:Photinia glabra f. benikaname
英名:Japanese photinia
別名:ベニカナメ、アカメモチ
科名・属名:バラ科 カナメモチ属
原産地:日本
レッドロビン
学名:Photinia x fraseri W.J.Dress 'Red Robin'
英名:Red Robin
別名:セイヨウビニカナメ、セイヨウカナメ
科名・属名:バラ科 カナメモチ属
原産地:ニュージーランドで作出された園芸種