◆9/5東京貴金属大引け 続伸するも陰線引け

　５日の東京金は１６円高から２０円高、先限は１９円高の２５５５円で引けた。先限の取引レンジは２５７５円から２５５３円。ドル円相場は１１６円をはさんで方向感のない動きであったものの、ユーロドルが上昇基調で、ドル建て金相場が１２月限で３１日に８ドル高、この日９．６ドル高と大幅連騰の陽線連続としたことで、円建て金も寄り付きから買われた。但し、ユーロドルも後場は失速、ドル建てスポット金もそれに連れて後場軟調、ドル円も早朝の１１６円台中盤から引け際は１１５円台後半まで軟調となったことで、円建て金相場は結局は陰線引けとなった。陰線引けではあるが、８月１７日底を基点とした戻り相場の高値を更新してきたことは評価できるだろう。先限は５２日移動平均線という抵抗関門にぶつかっているので、押しやすい状況にはあるが、この関門をクリアしてくるようだと、戻りにも弾みが付くかもしれない。あとは、為替、株の変調不安。
　白金は２円高から１５円高、先限は１５円高の４７２１円で引けた。先限の取引レンジは４７４５円から４７０７円。戻り高値は更新したが、日中ジリ安で陰線引け。２６日平均線は上抜けていている。
　銀は１０．３円高から２．９円高、先限は３円高の４５８．４円。パラジウムは変わらずから１０円高、先限は４円高の１２５７円。


※本稿は、相場見通しについての断定的な判断を提供するものではありません。商品先物取引は証拠金によるレバレッジ取引であるため、相場の変動によっては投資額以上の損失が生じることが]あります。また、元本が保証されているものではありませんので、ご資金に余裕を持って、「ご自身の判断」で行なって下さい。