真相世界(The truth world)

200607呆れた結末 耐震偽装事件 全て姉歯に罪をかぶせて終了

単独犯罪…責任どこに 耐震偽装事件の捜査終結


誰が見ても不自然な結末だ。一時日本中を騒がせた事件だが、被害者を除く大半の日本人は忘却し、興味も関心も失った。国民総白痴化の進行ぶりを物語る結末である。

結局権力者側の都合のいいような結末に持って行かされた。もはやこの国に正義は存在しない。北朝鮮を嗤う奴は天につばする目に遭うだろう。

この事件は建設業界全体を巻き込んだ大疑獄事件だった。典型的な、賄賂、手抜き工事、不正献金、談合、これら全てに関わる事件だったはずである。関係者は政財界に多数いたはずである。

それが、今回は小物さえも足を出さず、姉歯のみがスケープゴートにされた。
これほど国民を愚弄する話はないと思うのだが、白痴国民には何も頭に残らない。手抜き工事された欠陥マンションに住みながら、高い銀行ローンを支払い続け、狭い部屋に大型液晶テレビを据えて、「中田も引退か」などとその他雑酒を飲みながら薄ら笑いを浮かべているのである。

(記事)

耐震強度偽装に絡む警視庁などの捜査が終わった。最初から地震に耐えられない建物を設計するという前代未聞の事件。姉歯秀次元建築士の「うそ」によって当初は施工・販売業者も巻き込んだ「組織犯罪」と見られた構図も、捜査の末、偽装自体は元建築士の単独犯行と断定された。刑事責任追及で何が分かったのかを検証する。

◇元建築士のうそがすべて

 昨年11月26日、神奈川県鎌倉市の海岸。東京都世田谷区の設計事務所代表(当時55)が遺体で見つかった。ヒューザーのマンションの設計を請け負い、構造計算を姉歯元建築士に依頼していた。

 2日前、姉歯元建築士は国土交通省の聴聞会で、木村建設からの「圧力」で偽装をしたかのように説明した。がけから飛び降りたとみられる代表は、こう書き残した。

 《姉歯の偽造はまったく知りませんでした/木村建設も同じだと思います/知っていて隠すばかがどこにいますか/世の中が(自分を)姉歯の仲間と思っていることに耐えられなくなりました》

 この遺書が実は事件の全体像を示していた。

 国交省が偽装を公表する7日前の昨年11月10日、姉歯元建築士はサン中央ホーム(千葉県市川市)社内で幹部らに説明を求められた。同社は建設中のマンションの強度が足りないと行政から指摘されていた。

 「まともにやっちゃうと鉄筋がべらぼうに入りすぎて設計不能状態になっちゃう。自分の判断で多少落としていた」

 この物件は木村建設とは無関係だった。

 ところが、姉歯元建築士はその後も木村建設の「圧力」を強調した。

 警視庁の事情聴取にもよどみなく答えていた姉歯元建築士だが、つじつまが合わなくなると「記憶にない」と口にした。

 「あいつはうそつきだ」。捜査幹部たちは確信を深めていった。

 いま、姉歯元建築士は「自分で偽装を始めたと言う勇気がなかった」などと供述している。親しい女性との交際に金を必要としていたことも捜査本部の調べで分かった。


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