自業自得と言ってしまえばそれまでだが、強引な地デジ化で一般庶民はテレビにそっぽを向いた。
せっかく画像が綺麗になったものの、Bカスのせいで録画・編集もままならず、ムチャクチャ使い勝手が悪くなってしまった。
(元記事)若者のTV離れが加速
≪ゴールデンタイムの視聴率は下落の一途をたどっている。
総世帯視聴率(地上波のテレビ放送を観ている世帯の割合)は、
90年代後半には70%あったが、現在は63%台にまで落ち込んでいる。≫
実際はもっと落ち込んでいるはずだ。「63%」は見栄による捏造数字だろう。テレビも個人に1台になったがパソコンも家庭に複数台装備されるようになった。
そのパソコンもケータイに押されている。
今しきりにスマートフォンが喧伝されているが、騒がれているほど売れているとは思えない。
しかし、じりじりと販売率を上げていることも確かだ。
スマートフォンは本来外出時に使用するものだが、日本の場合は、自宅に戻ってからパソコン代わりにいじくっている連中が多い。
テレビをつけながらスマートフォンをいじる御仁もいるだろうが、テレビをつけておくのが無駄だと気付いた時点で、もうテレビは見なくなる。
インターネットが普及し、ネット上でニュース探索ができるので、新聞を読む行為が不要になって久しい。
今それと同じ現象がテレビでも起きているのである。
日本のマスゴミは新聞社が本体で、それがテレビ・ラジオに手を伸ばし発展してきた。
その本体が大きく傾き、枝葉も枯れてきていよいよ臨終状態である。
慌ててネット上に販路を模索しているが手遅れである。プロバイダー事業に乗り出すとか、検索業務を手がけるとか、本格的な投資をしなければならなかったのだが、せこくHPで有料ニュースをやっている程度ではお先真っ暗だ。
ネット産業は換金化が難しいのである。ネットユーザーは基本的にネット上で金を使うことを極端に嫌がる。
有料サイトと同様の内容を探せば無料サイトから獲得できるので、下手に金を払うと情弱と見なされる傾向にある。
このようなしみったれたネットユーザーから課金するのはそれなりに知恵が必要なのだ。
日本の民間地上波テレビ放送は視聴料無料で成功させてきた。だから、マスゴミにノウハウがないわけではない。
しかし、旧態メディアにこだわったために出遅れてしまったのである。
≪この傾向は3.11の東日本大震災以降、拍車がかかっている。
都内に住む50代のサラリーマンは、会社から帰って観るゴールデンタイムのバラエティ番組が何よりの楽しみだった。
ところが最近、テレビの電源をつける気すらしないという。
「震災以降、気が滅入ってテレビ番組どころじゃないという理由もある。≫
これは嘘である。大震災の時にはテレビはその即時性が遺憾なく発揮された。ニュース報道こそテレビの最大の武器である。
大震災のニュースは不快なものではあったが、事実を知るためにはテレビを見るのが一番手っ取り早かった。
ただし、ネットの普及でマスゴミ報道の偏向ぶりも露呈したので、大震災報道といえども、そのまま鵜呑みにはできない雰囲気もあった。
≪でも、それより何より、どのチャンネルをつけてもつまらなくて観る気がおきないんです。
少し前までのテレビ番組は、どんなに低俗だとバカにされようが、新たな試みで視聴者を楽しませようという気概にあふれていた。
なのに最近は、お気軽なクイズ番組ばかりで、まったくオリジナリティがない。
これじゃ本当にテレビが好きなファンほど、離れていくのも当たり前ですよ」≫
視聴率が下がればスポンサー料も下げざるを得ない。したがって、制作費も下がる。負のスパイラルだ。
しかし、以前から日本のテレビ局は同じ時間帯に似たような番組をだらだら垂れ流していた。
日本のテレビ局には個性も特色もないのである。
工夫がないと言えば、高度成長期のころ、ラジオの中波放送局はどの局も馬鹿の一つ覚えのように巨人戦をだらだら流していた。「これでしかたがない」と手堅くやったつもりでいた経営陣の馬鹿さ加減が知れる。
新聞報道も同様だ。バカウヨみたいな情弱は、表面的な紙面の字ヅラに誤魔化されて、「あの新聞は右翼だ、左翼だ」などと真に受けているが、単なる「キャラ」に過ぎないことが見抜けないのである。
≪この男性の苦言は、決してテレビ番組のトレンドがわからない「中年のぼやき」ではない。
実は視聴率急落を牽引しているのは、20代の若者たちの「テレビ離れ」なのである。
アスキー総合研究所が調べた「各世代の1日のテレビ視聴時間をまとめたデータ」によると、なんと20代男性の13.5%が、テレビを「視聴していない」と答えている。≫
この手の連中はテレビを持っていても携帯付属のワンセグだろう。画面が小さく見づらいので、億劫なのである。ワンセグなど長時間視聴するのは物理的に不可能だ。
≪また、今年に入って発表された「2010年 国民生活時間調査報告書」(NHK放送文化研究所・有効回答者4905人)というアンケートでは、テレビの視聴時間が最も長いのは70歳代で、どの曜日も男女とも1日4時間半以上であるのに対し、10~20歳代の男性の平均視聴時間は1日2時間を切っている。≫
若い女性はすでにテレビに見向きもせず、男性もニュースとスポーツ番組しか観ていないということだ。
現在最も熱心にテレビを観ているのは老人ホームの連中だ。「渡る世間」と「水戸黄門」、「暴れん坊将軍」の再放送が稼ぎ頭なのだ。
ゴールデンタイムは「温泉旅行番組」か「健康番組」が主流になるのはやむをえない。
若者相手にギャラの安い若手芸人などを多用しているが、テレビ局の方針としては失敗である。
実は、老人以外にもう一つ巨大な視聴者層が存在する。アラファイブのおばちゃん達だ。彼女らは熱狂的な韓流ファンである。
かつては白痴的なジャニタレに熱狂するネーちゃんが大勢いたが、お年を召されて韓流ファンになったのだろうか?
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cb
Unknown
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