真相世界(The truth world)

200605<牛乳>もっと飲んで!とあの手この手 ペットボトル化も?

本末転倒な内容である。日本人にとって牛乳を飲むと言うことは必須条項ではない。あくまで嗜好品にすぎないのである。
アメリカの占領政策の影響で小学校で強制的に牛乳を飲まされ(どこかの天下り役人にリベートが流れたのかひどい粗悪牛乳だった。最近はどうなのかわからないが…)下痢をして苦しんだ世代も多いことだろう。

最近でも牛乳には悪い噂がつきない。「牛乳を飲む人は骨粗鬆症になりやすい」という学説は定説になりつつある。
「牛乳は健康に悪い」というイメージも定着しつつある。知らなかったという人は情報収集が遅れている。
正確に言えば、日本の牛乳は、最近の牛乳は、とでもいうべきか、飼育されている乳牛のえさに問題があるのである。ろくでもない化学物質が混入され、そのまま牛乳の中に成分として含まれてしまう。
発ガンの心配までしなければならない勢いである。
日本の乳牛の飼育環境も劣悪である場合が多い。汚く狭い牛舎に一日中閉じこめられ、強制的に搾り取られた牛乳がうまいわけがない。

広い牧場を乳牛が自由に動き回りながら瑞々しい牧草を食む姿など、日本とは縁のない世界である。北海道や阿蘇でも怪しい。

ペットボトルにしたら売れるなどと言うのは噴飯ものである。そうでなくてもペットボトルから滲出してしまう環境ホルモンによる汚染が問題になっているのに、すでに汚染されている牛乳をさらに汚染してどうするつもりだろう。

さらに救いのないことに、乳製品そのものが日本人の体質に合わないという説まである。

雪印事件でもわかるように、日本における乳製品産業の基盤は脆弱である。

企業には馬鹿相手の目先の迎合策ではなく、真の安全志向への努力と、科学的アプローチを期待してやまない。


(記事)
牛乳離れが進んでいる。北海道では3月、生産過剰となった集荷済みの生乳1000トンが捨てられ、酪農家は減産傾向を強めている。生産現場の努力に報いようと、牛乳をもっと飲んでもらう新たな取り組みも始まった。【坂巻士朗】
 北海道農協などが廃棄処分を決めた3月16日を境に、道庁農政部長の西山泰正さん(57)は、勤務中の習慣を変えた。「庁舎に着いたら、まず牛乳をコップに一杯。お客さんに出したら一緒に付き合うので、勤務中に5杯は飲んでいます」
 次長、局長ら同部の幹部計5人が飲んでいるため、1日に1リットル入りが5、6本は空くという。費用は自腹だ。「苦労している地元生産者のために、私たちもなんとか力になりたい。職員にも呼び掛けている」と西山さんは話す。北海道内では、牛乳を使ったアイデアラーメンの店も現れた。
 「明治乳業」(東京都江東区)は4月から、牛乳のほか、チーズやヨーグルトといった乳製品を3回の食事に合わせてとるよう、社員と家族計1万人に呼び掛けた。ヨーグルト製造「チチヤス」(広島県廿日市市)も昨秋から社員に同様の協力を求めている。
 牛乳の生産量は、94年度の435万キロリットルをピークに減少傾向となり、04年度は392万キロリットルにとどまった。牛乳離れの理由はどこにあるのか。
 日本酪農乳業協会は、▽朝食など食事の際だけに飲まれる傾向が強い▽健康や美容に良いというイメージが弱まっている――と分析する。学校給食での消費量が全体の1割を占めるため、少子化の影響も大きい。
 同協会の本田浩次会長は「20代の2人に1人が朝ごはんを抜く現代の生活では、牛乳の消費を朝食時に過度に期待するわけにはいかない。健康面から豆乳や野菜ジュースを選ぶという人にも、牛乳の魅力を十分に伝える努力が必要」と説明する。
 厳しい状況をばん回するため、協会が取り入れようと考えている作戦がある。厚生労働省令で、ガラス瓶か紙パックに詰めるよう決められている牛乳の“ペットボトル化”だ。
 厚労省基準審査課は「省令は1951年に制定されたため、牛乳の容器としてペットボトルは想定されていない。しかし、申請があれば、食品安全の面から認められるかどうか審議する」と説明する。


(詳しい記事)<牛乳>もっと飲んで!とあの手この手 ペットボトル化も?


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