真相世界(The truth world)

200609朝日新聞が意味不明記事 「取調室でカツ丼はダメ 警部を懲戒処分」


何回読み直しても、私の読解力では意味不明だ。文脈的にではない。内容的にだ。意味ありげなタイトルを付けている癖に、本文にフォローが見られない。駄文である。

取調室で容疑者にカツ丼を食べさせるシーンはテレビドラマではよく見かけるが、埼玉県警の規定だと違法行為らしい。確かに公務員が一般人に金銭がらみのサービスをするのはまずかろう。しかし、記事にはカツ丼の提供者は被告の知人とある。したがって、上記の過当サービスには該当しない。

取調室に被告の両親を呼ぶことも違法行為らしい。なにやら融通か効かず堅苦しい感じもするが、捜査を厳密にし、起訴後の法廷で揚げ足を取られないためのやむを得ない措置であることも納得できる。

訓告くらいの処分はやむを得ない感じはするが、減給とは厳しいものだ。不思議なのはこの警部が依願退職している点だ。退職金の絡みもあるが、事実上クビである。つまり。

「調査室で容疑者にカツ丼を食わせてクビになった」ということである。処分としては異様に重いと感じるだろう。

こんなことでクビになるのかと読者は驚くが、記事は見ての通り何のフォローもない。客観的といってしまえばそれまでだが、読後感としては釈然としない思いしか受け取れない。

記事は無責任なタイトルを付けて、ただ通り一遍に書けばいいものではないことを示している典型的な駄文である。

おそらく、記事に書いていない裏事情があり(暴力団と癒着していたと考えるのが妥当か)その事実を隠蔽するために依願退職させた、と推測するのが妥当だろうか?

(記事は以下の通り)

取調室でカツ丼はダメ 警部を懲戒処分

 警察署の取調室で、勾留(こうりゅう)中の被告にカツ丼を食べさせるなどしたとして、県警は6日、男性警部(57)を減給100分の10(3カ月)の懲戒処分にした。警部は同日付で依願退職した。違反を知りながら上司に報告しなかった警部補(33)ら2人と、上司の計3人を訓戒などの処分にした。

 監察官室によると、警部は所沢署の刑事課長代理だった05年12月21日、起訴後に署で留置していた20歳代の男性被告を取調室で両親と接見させた。接見終了後に取調室で、警部が立ち会いの下、両親の知人が持ち込んだカツ丼を食べさせたという。今年1月にも、取調室で同様にすしを食べさせたという。

 留置人について定めた県警の規定では、接見室以外での接見を禁じており、食事も留置場内で取ることになっている。警部は「両親が暴力団関係者だったので、両親と顔なじみになれば、今後の捜査で協力してもらえるかもしれないと思った」などと話したという。

 監察官室は「すでに男性被告に対する捜査は終了しており、男性被告に対する利益誘導はなかった」としている。

 伊藤茂・監察官室長は「このような事案を発生させたことは遺憾だ。職員の指導、監督を徹底させて再発防止に努めたい」とコメントした。


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