トリノ五輪第14日の23日(日本時間24日)、フィギュアスケート女子のフリーが行われ、荒川静香(24)(プリンスホテル)が金メダルを獲得。日本に今大会初めてのメダルをもたらした。
冬季五輪の金メダルは長野大会以来2大会ぶり9個目、女子では長野のスキー・モーグルの里谷多英以来2人目。フィギュアでの日本人のメダルは1992年アルベールビル大会で銀の伊藤みどり以来2人目。
詳しい記事 フィギュア女子 荒川が金メダル荒川は根性のある選手だ。容貌がエキゾチックで欧米人好みなのがよかったのかもしれない。珍しくえげつないえこひいき採点はなかった。
それにしてもマスコミのいい加減な報道ぶりは滑稽だった。オリンピック前は、なぜ浅田真央を出さない?と騒ぎ立て、さも浅田真央以外の日本人選手ではメダルは無理なように書き立てていた。オリンピックが始まると安藤美姫のしりを追いかけ回し、他の種目でメダルの取れる可能性が絶望的になると、馬鹿の一つ覚えのように4回転ジャンプと書きまくっていた。なにやら終戦末期の神風特攻隊のような様相だった。
荒川に対しては比較的冷静に報道されていたが、もともと日本の中ではダントツの実力を持っていながら、記事の扱い方には不快感を抱いていただろう。実力で見返したのだからたいしたものだ。アテネオリンピックの女子マラソンの野口みずきの場合とよく似ている。
今後の展開を予想するとまた滑稽だ。どうせ鬼の首を取ったように荒川のニュース一色になり、さも最初から荒川が金メダルを取るのは当然だったなどと御用解説者にしゃべらせ、テレビなどではうんざりするほど同じ画面が映し出されるだろう。安藤美姫の演技を見損なったので見たいのだが、もう話題にも上らないに違いない。
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