真相世界(The truth world)

200812売れていない「地デジ」期待外れの歳末商戦


そもそも「チデジ」なる名称が気にくわない。最初聞いたときは、何やら悪性の病気かと思ったくらいだ。
私の知り合いでも「チデジ」がどうのこうの騒いでいるのは、見るからに軽薄そうな連中揃いである。

えっ、「チデジ」が全く売れてない?!
ザマーミロですね。
強制的にアナログ放送を打ち切って、無理矢理「チデジ」を買わせようとした魂胆は破綻を来したようです。
低調、現状で世帯普及率50%超ならず

≪テレビの地上デジタル放送(地デジ)の普及ペースが、政府や関連業界の目標を下回っている。
今年9月時点の普及世帯は約2350万世帯で、政府などが目標としていた2600万世帯に比べ250万世帯少ない。普及対象の全5000万世帯に対しては約47%にとどまる。景気悪化の影響で年末のテレビ商戦も期待薄となっており、政府や関連業界は普及に向けた体制や計画の見直しを迫られる可能性がある。≫

確かに「チデジ」の方が性能がいいのは事実である。画像もシャープだし、付加機能も多い。
しかし、高画質は大画面でその価値が生まれる。
問題は「大画面でテレビを見る必要があるか?」という点に尽きるだろう。
「居間の中心に大型テレビがデンと備え付けられ、家族が一堂に会してテレビを見る」という風景は今は昔になってしまった。
テレビの付加価値も必要かどうか疑問だ。パソコンに比べれば見劣りするのは否めない。パソコンを使っていれば「いらない」のである。
金があって部屋も広ければでかいテレビを据え付けて、優雅に鑑賞するのも悪くはないが、大型になれば等比級数的に値段がつりあがる。
大型テレビは金持ちの道楽と言っていいだろう。
特に昨今の不況では、そんな無駄な贅沢をする心境になれない諸兄も多いだろう。
テレビ放送の内容も、ニュースかスポーツ中継以外はしょうもないお馬鹿番組ばかりである。
ニュースなどワンセグで充分。画面が小さくても良ければ、画質などどうでもよく、「チデジ」の必要もない理屈である。

≪ただ、目標達成には半年で500万世帯を超えるペースで普及世帯を増やす必要がある。完全移行が遅れれば、放送局はその間、現行のアナログ、地デジの両方式で放送しなければならず、地方局の中にはコスト負担で収益が大幅に悪化するところも出ると予想される。≫

コスト負担が増えようが知ったことではない。どうして、政府は「チデジ」をゴリ押ししているのだろうか?
家電業界に泣きつかれたのか?
実は意外にもせっついているのは家電業界ではない。むしろ家電業界は「チデジ」に難色を示しているのである。

メーカーは法的な対応に難色,地デジの暗号解除で総務省の委員会

デジタル化するとコピーしづらくなる。政府がデジタル化に躍起になっているのは「コピー防止」の観点に立っているからである。「著作権保護」と言えば聞こえはいいのだが、家電メーカーとしては、コピーに対する縛りがきつくなれば、レコーダー等の売り上げに大影響を与える。多少テレビで儲かっても、収支決算が合う保証はないのである。
「著作権」といえば某天下り機関の存在を無視できないだろう。

そう、行き着く先は「天下り」だったのである。

≪鳩山総務相は1日、「地上デジタル推進全国会議」が都内で開いた式典で「万が一、(完全移行が)延期となった場合は、国が責任をとって(地方局の経営を)支援するしかない」と危機感をあらわにした。
当面のかきいれ時と期待される年末商戦だが、「ここへ来て消費はかなり冷え込んでいる」(大手家電メーカー)と厳しい見方が多い。普及の遅れを取り戻すことは容易ではなく、完全移行までの全世帯普及に「黄信号がともった」との声も出ている。≫

政府は「チデジ」を買わない連中に様々な嫌がらせを続けるだろうが、地上波が停止するまで「チデジ」を買わないのが正解だろう。
勿論、金が腐るほどあって大画面テレビを見たい人は勝手にどうぞ。


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