立命館大教授・加地伸行 橋下プラン反対は大嘘
注 調べた限りではこのセンセイは同志社の方みたいです。何で立命館大学教授なのかはよくわかりません。
しかし、誤植ではないようです。立命館大学教授名は今回だけではないみたいですから。
この御仁は産経のブレーンだから、産経が誤植を2回やらかすとは考えられません。
今回めでたく立命館大学に就任した。あるいは「ペンネーム」だった。悪い冗談だった。などいろいろ考えられますね。
この記事には漢字にルビが振ってある。2ちゃんねるのコメントでは「産経の読者のレベルに合わせて書いてある」とあったが、それに全てが尽きるだろう。
その昔、戦後の一時期、公務員の給与の支給が半月ごとだったことがあった。インフレ対策かなにかのためだったのだろう。
それを月1回に、すなわち月給制にもどすことになった。正常化である。
ところが、労働組合が反対した。その理由がふるっている。こうだ。
給料日の前日は、お金が少なくなって生活が苦しい。半月ごとの給与支給なので、半月ごとにその前日の1日分、生活が苦しい。だから月給制に変わると、給料日の前、合わせて連続2日間、生活が苦しくなるので反対、と。
しっかりしてくれよ、労組さん。それって単に生活に計画性がないというだけのことで、労働条件の問題ではないわな。
どこのおバカ労組か知らないが「戦後の一時期」そういう労組もあったかもしれない。しかし、そんな極端な例を持ち出して労働組合そのものを愚弄しようとは立命館大教授とは思えないお粗末な思考である。
先日、橋下徹大阪府知事と府庁職員との対話集会があったとき、ある職員が「橋下さんは人として尊敬できない」ので働けないと罵(ののし)ったと伝えられている。
驚いた。公務員の組織は、ムラ共同体的な組織ではない。上司が尊敬できる人だから公務を行い、尊敬できないから公務を行えないなどと公言するような公務員は、公式に懲罰を加(くわ)うべし。
「立命館大(もしかして同志社)」という「ムラ共同体」のセンセイにしてはショッキングな出来事なのだろうか?
冒頭の曲学阿世的な論調からして、このセンセイ、単に世間知らずで書いているとも思えない。
この人は言葉尻をとらえてそれを論拠に強引な説を唱えるのが好きなようだ。この人の論文を読んでみたいが、そんな暇もないので残念。
どういう経緯で「橋下さんは人として尊敬できない」と言う発言が出たのか、一応検証したのだろうか?(断っておくが私は検証していない。この文章はこのセンセイの記事を一読しただけの雑感である)
「ムラ共同体」だったら族長に対しては滅多なことでは罵らないと思うのだが…。
第一、意見を言わなければ「対話集会」の用をなさないだろう。
「橋下さんは人として尊敬できない」というのもその人の主観である。この程度の穏便な表現のどこに問題があるのだろうか?
労組員が大好きな日本国憲法の第15条には「すべての公務員は、全体の奉仕者であって、一部の奉仕者ではない」とあるぞ。上司は関係ない。
だから、どうした? 文脈がつながっていないようだが…。
彼ら職員は、一部の大学教授といっしょになって、人件費削減になると、いい人材が府庁に集まらないと騒いで橋下プランに反対している。
「一部の大学教授」がよほど嫌いだから、このセンセイこの文章を書いたのかな?
これ大嘘(うそ)。府庁は給料が安いので余所(よそ)へ行く、という程度の者など、どこに求職しても採用されることのない〈低〉度の連中よ。
よほど嫌いな「一部の大学教授」のことでも思い出したのか、このセンセイ、書いていて逆上したようである。
どう考えたって「新規採用」の話をしていたのだろう。それを「転職」にすり替えている。
立命館の偏差値が上がらないのは、教員の給料が安いからだろうが…。自身の状況を思い出してもらいたいものだ。。(このセンセイが同志社だったら立命館ゴメン)
『論語』憲問(けんもん)篇にこうあるではないか。「士(し)たるに居(きょ)を懐(おも)えば(安楽な生活を思うような者は)、以(もっ)て士と為(な)すに足(た)らず」と。
2500年前の事例を持ち出して、この人何が言いたいのかな?
孔子のいた時代は戦乱に次ぐ戦乱で人民は無法状態にさらされていたのである。「人民が生活するためには秩序の回復が必要だ」というのが孔子の論調である。
そもそも、「士」と「公務員」とは全く別物だろう。あまり中国の古典に詳しくないようだが、このセンセイの専門はいったい何なのかな?
大阪府民の橋下知事支持率は8割を超えている。福田康夫首相はさぞかし羨(うらや)ましかろう。しかし、それはタレント人気ではない。ここが肝腎(かんじん)。橋下氏がこれまでの府政の大嘘の皮を次々と引っ剥(ぱ)がしているからなのだ。
産経だから中国ロビーは嫌いなんだろう。
利権漁りの限りを尽くした大型プロジェクトにメスを入れて、自民・公明や天下りの責任追及をすれば「府政の大嘘の皮を次々と引っ剥(ぱ)がしている」ということになるんだがな。
例えば、〈文化〉なるもの。上方演芸のために年間2億8000万円もの賃料を吉本興業に支払っていたとのこと。
おお、やっとこのセンセイまともなことを言ったぞ! これだけは賛成である。
そんな大金があるのなら、いま散逸(さんいつ)しつつある上方人(かみがたじん)の漢詩集(江戸から明治・大正)の収集に、年間その100分の1でも充(あ)ててこそ真の〈文化〉行政だ。
あのう、税金の無駄遣いはやめましょう。「上方人(かみがたじん)の漢詩集」収集に関してはセンセイのお小遣いでお願いしたい。
けれども、そうした文化行政はなかったので、心ある人が自腹を切って収集しているのが実情。でもそれでいいのだ。そういう民間の努力があって文化は生き残ってゆくのである。
わかりました。センセイのお気持ち拝察できました。「上方人(かみがたじん)の漢詩集」に「心ある人」が自腹を切ったことがよほど悔しかったんですね。ごもっとも、ごもっとも、心からお悔やみ申し上げます。
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