2月7日付け産経新聞によると、中国国家版権局は六日までに、著作権侵害の疑いでウェブサイトの取り締まりを行った結果、172件を摘発し、76サイトを閉鎖させたと発表した。国営新華社通信が伝えたもので、中国がこれほど大規模な違法サイトの摘発を発表したのは初めて。これらサイトが、発禁ソフトの発信源とみられることから、著作権保護の姿勢をアピールすると同時に、ネット情報に対する統制強化をさらに進める狙いがあるようだ。
記事に記載してるように、「閉鎖されたサイトの詳細は発表されていないことから、国内で発行禁止となっている書籍や情報など、当局に都合の悪いコンテンツをダウンロードできるサイトの取り締まりが目的ではないかとの見方もある」というのが本音であろう。中国のインターネット事情はクラッカー天国で、自国に損のない限り違法ソフトばらまきは放任しているのが実態だ。国民性か著作権に関しての罪悪意識は希薄である。今後の動きを注目したい。