以下は読売新聞の記事であるが現在は削除されている。Googleのキャッシュでかろうじて確認することができる。
この記事に限らず、中国輸入食材に対するトラブルの記事はどの新聞でも消滅するのが異常に早い。
この問題を取り上げているブログの中には、スポンサーの圧力が関係しているのではないかと疑っているところもある。
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中国産ウーロン茶、基準値超える殺虫剤を検出
中国産ウーロン茶の葉から、残留基準値を超える有機リン系殺虫剤「トリアゾホス」が相次いで検出され、厚生労働省は9日、中国産ウーロン茶の葉や加工品を輸入する業者に対し、食品衛生法に基づく検査命令を出した。
中国産ウーロン茶の葉は年間2万トン近くが輸入されているが、同法に違反したケースが見つかったのは初めて。
同省によると、7月中旬~8月初旬、大阪検疫所で0・08ppm、広島検疫所で0・14ppm、神戸検疫所で0・16ppmのトリアゾホス(残留基準値0・05ppm)をそれぞれ検出した。
輸入業者は今後、同省の登録検査機関に茶葉や加工品を持ち込み、基準をクリアしないと輸入できない。
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ウーロン茶の消費形態としてはアルミ缶による販売が主体である。アルミ缶というとそれ自体アルミの溶解が懸念されている。酸性飲料などは最悪である。
「輸入業者は今後、同省の登録検査機関に茶葉や加工品を持ち込み、基準をクリアしないと輸入できない」という記事内容から、厚労省は対策を講じているらしいが、どこまで信用するかは個人の見解によるだろう。勿論私はペットボトルも含めウーロン茶は絶対に飲まない。
アメリカと日本の政府は国民の健康管理意識が著しく低い。企業論理優先の姿勢が目立つ。
いずれにせよ、呆れたことにウーロン茶は脂肪分を溶解させるダイエット効果など、健康志向で売り出している。大新聞のスポンサーである有力食品産業を中心に激しい宣伝合戦を繰り広げている。ウーロン茶葉に付着している農薬成分はいずれも発ガン性が高いので、ガンになればそれは痩せるだろう。
静岡県産無農薬ウーロン茶
などというサイトもあるくらいである。一般的に茶葉の生産には農薬が切っても切れない関係なのだ。
「そんなことを言えば日本のお茶だって危ないんじゃないか?」という声も聞こえてきそうだが、その通りである。お茶に限らず、日本の農家では出荷している農作物を自宅で食べない連中が多い。「恐くて喰えない」との弁である。
しかし、彼らが違法農業をしている訳ではない。農協の指導に従い、「国の農薬使用基準」は守っているのである。
「だから、安心。俺は自民党に投票している」という人はウーロン茶でもがばがば飲めばいい。
中国も日本も農薬をたっぷり使っていることは事実だが、このれらの農産物をどこまで信用するかは各自の判断にゆだねるしかないだろう。
中国産茶葉が全部危険であるとまでは断言できないが、どれが安全なのか、といわれても現状では調べようがない。ひたすら業者の言い分を信用するしかないのである。
自民党に投票するような人は、こんな話を聞いても、「めんどくさい。食い物のことなんかいちいち気にしていられるかい」と考えている人が多いだろう。
確かに安全な食品を探し出すのは今の日本では至難の業である。自民党が政権を執り続ける限り、日本人の健康は蝕まれ続けていくことであろう。
(関連)
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(参照)
中国の7色に輝く河川と食品
「大作です。一見の価値あり」と思ったんだけど、やらせではと言う指摘あり。で、改めて見たら確かに怪しい部分もありそう。見た人の判断にお任せします。
上記サイトを批判するサイト
情報提供ddddd氏
食品と暮らしの安全基金
平成16年度 農産物の残留農薬検査
平成 16 年度輸入農産物の残留農薬検査結果
残留農薬
例によってのお役所の答弁
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