燕たちの憂鬱

ここ神宮の杜では、今宵も燕たちの溜息まじりの歓声がこだまする!

DEN-EN CHOFU FAIR 2006

2006-10-28 13:00:16 | 郷愁
指のその後の経過確認と切れた薬の補充のため、駅前の病院へ。

はて?駅の方がやけに賑やかだが…。
すぐそばなんで足を運んでみれば、駅前広場に特設ステージが組まれ、人が大勢集まってる!ステージのバックには、「DEN-EN CHOFU FAIR 2006」の看板が。
なるほど、そういうことね。駅前通りは歩行者天国になってて、ちょっとしたアトラクションをやっていた。


広場の客席脇には、展示パネルが。
なんでも、今年は「田園調布」という駅名に改称して80周年に当たるんだそうで、それを記念して、過去からの経過をそれぞれの時代の写真でたどろうという趣向。
ふーん、改称当時は文字通り田園地帯だったわけね。


パネル右下の写真は、当時の文化人4人が宝来公園で記念撮影したものなんだが、その内一番右側の人物の名前に、思わず注目!
その人物とは、山本有三氏。
今となっては知る人は少ないと思うんだが、実はこの方、私の郷里・栃木市が生んだ文芸家。栃木市では市内どの小学校にも必ず、彼の代表作である「路傍の石」の一節「たったひとりしかいない自分を、たった一度しかない一生を、本当に生かさなかったら、人間生まれてきたかいがないじゃないか」が刻まれた石碑が在るという、いわば郷里の英雄なのである。
その一節に込められた意味、年齢を重ねた今、さらに重みを増してるような気がするな。

コメント
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