燕たちの憂鬱

ここ神宮の杜では、今宵も燕たちの溜息まじりの歓声がこだまする!

虚業

2006-01-19 12:40:04 | 徒然
昨日とうとう、
「東証:ライブドアショック全売買停止 史上初」
てなことになってしまった。
売買全面停止に追い込まれるような脆弱なシステム体制を露呈してしまった(既に別件でその脆弱性は周知の事実だったって感は有るが)東証。
このような事態を招いてしまった原因はいくつか挙げられるようだが、根本的な問題は、時代の変化に Flexible に対応して来なかったことに尽きるのでは?これって、東証に限ったことじゃなく、霞ヶ関・永田町界隈、それに民間でも昔から在るような大手企業、それら全てに共通する、現代日本が慢性的に抱えてしまった構造問題だって気がする。

さて、そのトラブルの直接の引き金になったのは、もちろんライブドア問題。

一昨日の記事で、堀江氏を「胡散臭い人物と思ってた。」と書いたが、そう思ったのには、感性的ではあるけれど、根拠みたいなものがなんとなく有った。
「あんな商売でなんでそんなに儲かるの?」
と、直感的に感じていたからだ。
他のIT関連新興勢力と比較して、これと言って特色の有る事業、つまり自己の斬新的な発想でビジネス・スキームを構築したような事業が見当たらないのだ。
にもかかわらず、業績は上昇一途らしく、その資金力を背景に企業買収を次々しかけてる。なーんか裏が有るのでは?と感じてた人は、大勢いたに違いない。今回不正とされた一連の操作からすると、まさに企業買収そのものが収益源だったってことらしい。それって、なんかおかしくないかい???

コメント (1)
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