みんなの僧

24で僧侶になり54で住職になるまで夢や悩みを聞き続けて30年。

気分。

2010-11-28 12:00:50 | 日記
東京は 良い天気

晴れると意味も無く 気分も晴れる。

私 個人の人生データとしては雨の日は 家にいたり、会社からあまり出ない方が良い1日がおくれる。
実際、車の事故にあったり、コツンと当てたりするのは 圧倒的に雨の日が多い。

特に台風の日は、鬼門である。

だから、台風の日は よっぽど大事な用事以外は 外出しないようにしている。
でも大事な用事って何だろう?

大事なことは何だろうか?

晴れた日には そんなことは どうでもよくなる。晴れた日は目的なくても 先ず行動だ。

大事なことは 雨の日に 考えてみよう。


磨きものは 仏具を磨くか 人を磨くのか?

2010-11-27 20:31:16 | 日記
「磨きもの」と言う 年末恒例の作業を行う。

拙僧と檀家総代5人と仏教壮年会2人の計八人で磨きものをする。

内陣にある仏具を みんなで磨き上げる。

先ず洗浄し、荒拭きをする。その後薬液に浸けて、しばし乾燥。乾ききらないうちに 乾いた布で拭き上げる。後は元に戻す。

以上を繰り返すこと三時間。すると内陣の仏具は ピカピカになる。

極楽浄土もさもありなんとばかりに 内陣は燦然と輝く。

昔は薬液がなく、磨き粉とか液体のピカールというのを使っていた。

更にその昔は、新聞紙で磨き上げていた。

その当時は、日が暮れる頃から作業を始めて、夜中までやっていた気がする。
手垢とか指紋を気にして元に戻す作業は翌日にしていた。

本当に丁寧に行う、磨きものだった。前住職の考え方や性格によるところが大きいかな。

磨きものが終わると、ほっと一息 焼酎タイム。時間すすみお酒がすすむと、恒例の口喧嘩タイム。

普段は気のいいオッサンばかりだが、一杯入るとみんな饒舌になり、結果 口喧嘩となる。

我が寺の阿弥陀さまは、ずぅーーーと、里人の口喧嘩を見て来られた。

おー またかーみたいな感じでしょうね。

里人としての団結力は凄い。忍者の気質か、決め事のルールは共和国的。上忍か それ以外みたいな。

口喧嘩をしても、翌々日ぐらいには 顔を合わしても普通にしている。

88歳のご老体が二人いる。どっちも すこぶる元気。背筋もピンとしてる。二人は口喧嘩の好敵手。

里の祭りの恒例の出し物みたいに口喧嘩する。祭りが始まると口喧嘩も始まり、祭りが終わると 翌年の祭りまで休戦となる。

平和で共和国的な里であります。

阿弥陀さま、毎度のことと言え 失礼致しました。
南無阿弥陀仏

仏様への感謝。宗祖に御恩報謝。

2010-11-27 13:34:07 | 日記
昨晩、参議院で問責決議が可決されたころ、馬淵澄夫国土交通大臣の地元、奈良市に出没。

夕刻までは京都で興正派の報恩講に行っていた。

夜遅くまで 奈良市にいた。奈良市に漂う政治の匂いを嗅ぐ。馬淵大臣はいずれ辞任するだろう。しかし、奈良市を中心にした彼の地盤は揺るがない。

奈良の自民党にも民主党にも、みんなの党にも 裏の方でつながっている人との会話での、確かな感触だ。
会食してる店のマスターに会話の相方が何気なく 私の事を「この方、何をしてる人にみえますか?」と聞いた。

マスターは「わかりません。強いて言えばスパイ」相方「この方僧侶なんです」 マスター「えっ、そ、そうなんですか」

拙僧は やはり僧侶には見えんのだ。

生活の内容やサイクルは、普通の僧侶のそれではないから当然かもしれないな。
特に昨夜は政治の風を探っていたしね。

さて、今朝は老人会婦人部による寺の草引きと清掃。
12月頭に行う 当寺の ほんこさんの準備の一つ。
約20人が集まってくれた。里きっての強力な軍団。里はこのご婦人方の民意と合意で成り立っている。 みんな身体の何処かは、不具合で、不調だったりする。それにもかかわらず、ご恩報謝として草引きや清掃をしてくれる。自衛隊ではないが里の防力装置ですな。
ありがたい。有り難いことだ。

この人達の後ろ姿を見ていると、何かやる気が湧いてくる。

昼からは 仏教壮年会による内陣仏具の洗浄と磨き上げ。その奉仕作業が夕方まで。

夜は、不穏な政治の風が吹く名古屋市に移動。選挙管理委員会の作為的な作業によって歪められたもの。それは何だろう?確かめに行く。

今日も天気が良い。HARE





ほんこさん いろいろ

2010-11-26 18:28:11 | 日記
浄土系の 真宗興正派 本山興正寺の 報恩講

「報恩講」は、宗祖 親鸞聖人の御命日をご縁とし、聖人を偲び、その ご恩に感謝する法要。

興正派での修行(しゅうぎょう)は11月21日~28日の8日間。午後からのスケジュールは
・二時から 御影堂で 間逮夜
・四時から 阿弥陀堂で 初夜。

ちなみに午前の 間日中には 昨晩、拙僧が悪戦苦闘した「往生礼讃」のお勤めがあった。見れなかった。残念。

今度は 比叡山の「往生礼讃」を聴きに行こう。

往生礼讃!往生礼讃!往生礼讃♪ と言うからには 少し説明が必要すね。

「往生礼讃」は 礼讃とも呼ばれる。浄土系 七高僧の一人である善導大師(中国)が作られた うた(讃美歌)で、生きとし生けるすべてのものが、西方極楽浄土、阿弥陀さまの仏国に生まれたいと願う、誓いのうた。
1日に六回。四時間毎に讃文を唱えて、同時に礼拝(らいはい)する。

四時間毎に、都合六回 お勤めと礼拝の作法をする。
ここから、一日中ずっと何かをすることを「四六時中」と言う 形容名詞が生まれた。

サザンの曲中にもあるっしょ 四六時中~好きぃいって♪ あれですよ あれ。
桑田佳祐さん、「往生礼讃」ですよ。

小腹が空くのは 煩悩か?

2010-11-26 16:40:48 | 日記
車移動につぐ移動。ふと妄想が‥国土交通大臣!馬淵澄夫くん!みんなの僧に、高速道路、永年フリーパスを進呈するように。本事案は可決したものとします……みたいにならんかのう…(-。-)

神出鬼没じゃない、仏出鬼没のみんなの僧。今夕は、浄土系 浄土真宗 興正寺の報恩講に来ている。腹がぐぅと鳴ったので、小腹くんと相談して、京都名物 錦市場へ。

ここは、行った人ならわかるが 延々と続く試食のオンパレード・ストリート。握り飯持参なら 試食をおかずに腹いっぱいになる…みたいな妄想しつつ、やはり握り飯なしで、試食に明け暮れる。(少しは買って食え!)

一㎞を超える 試食ストリートを抜けると、すっかり塩分過多、味覚崩壊をしてる。

「いやしいのも、食い意地張ってるのもほどほどにせな あきまへん どすえぇ~」みたいな幻聴が聞こえるのも 錦 味のパワースポットならではどす。

たわいもない妄想しつつ、試食に舌鼓を打つのであります。お漬けもんは大安もええけど、打田もうまいな みたいな

鯖すしの誘惑に負け。購入。450円也。