生き写し

今日はハナちゃんの初七日。

ハナちゃんが寝起きしていたハナちゃんルームが 今やハナちゃんのお仏壇。
ハナちゃんが大好きだったのに、あんまり食べさせなかったお菓子やほねっこをいっぱいお供えしている。
檀家さんには やんわりと「お仏飯以外はお供えしなくてもいいんですよ」とお伝えしながら、いざ、身内のハナちゃんが旅立つと 檀家さんと同じように 故人が愛好していたモノをお供えしたくなるのは、「情」や「気持ち」そのものだ。

もっとほねっこをあげれば良かったとか、プリン丸ごと食べたかったやろなとか思うと 想うだけで胸がキューンと痛くなる。

ハナちゃん思ってたやろなー
「ハナちゃんのために、このお菓子は全部あげへんねん、って言いながら、お父さんはまるまる太っとるやんかいさっ食事制限せなアカンなはお父さんやろ」

たしかに……

写真はハナちゃんと小ハナちゃん。

ハナちゃんは生まれて間もなく避妊手術をしたので、可愛いのに美人なのに、子孫はいない。

気持ち的にはクローンしたいぐらいだが、それも人間の身勝手だ。

次女がハナちゃんの旅立ちを予感したのか、少し前に小ハナちゃんを作ってくれた。

愛情いっぱいに作られた小ハナちゃんは本当にハナちゃんの分身だ。

小ハナちゃんはハナちゃんがお腹いっぱい味わえなかったご馳走やお菓子にかこまれて、ハナちゃんルームにちょこんと ましましている。

なむあみだぶぅ