みんなの僧

24で僧侶になり54で住職になるまで夢や悩みを聞き続けて30年。

ゲーツ オブ バビロン

2012-11-09 19:25:30 | 日記

今年、長男が里から出て、松戸市あたりに住んでいる。

久しぶりに会いに行った。

都内で用事をして、伊東屋に行き特殊筆ペンを購入。その後日本橋を起点とする水戸街道(国道6号線)で 松戸市に向かった。

拙僧は初めてのところへ行く時は 今時だが地図を見る。

地図はおもしろい

小学生、中学生の頃を通じて 面白くない社会科の授業をトリップ空間に変えてくれたのは 授業内容と関係なく 見続けた地図様のおかげだった

(-。-)゜゜゜(へぇ~有田焼の有田て、ここかぁ~)とか
(-。-)゜゜゜(九州阿蘇山行ってみたいなぁ…)とか

(-。-)゜゜゜(奥の細道、めちゃ遠いやんか!)

なんて、地図から見える空想の立体空間に遊んでいた。
だから、バンドのマネージャーとして メンバー移動車を運転して全国各地に演奏活動に及んだが、何の苦労もなかった。

北海道であろうが、九州であろうが困ることもなかった。

住所と電話番号とカンさえ有れば 何処へでも間違わずに行けた。

社会科の先生は総じて 教えベタで面白くない。

でも、そのおかげで拙僧は地図に親しみ、カンの元になる地図情報をしこたまアタマに記憶出来たのだ。
アリガトゴザイマシター

で、あるが、水戸街道がやはり日本橋が起点(室町三丁目)とは知らなんだ
松戸市まで何キロで何分かかるのか?と 距離計をリセットし きっちりの時間に起点をスタートした。
6号線の感動は 室町三丁目を出発して10分でやってきた。

ドカンと天空までそびえ立ったスカイツリーが眼前に現れたのだ

業平橋の交差点(言問橋東)を左にハンドルきれば あとはまっすぐ水戸に向かう水戸街道。

その交差点から見えるスカイツリーは幻想的だった。
ライティングも心なしかクリスマス風な感じもしないではない。

デカさは やはり ハンパない

建造物としての威圧感や存在感は威厳を通り越して 何故かキモチワルイ

威厳は東京タワーが限界だ。

スカイツリーの威圧感はタテに伸びた街そのものだ。
日本人のものづくりのもの凄さに驚嘆しつつ、キモチワルイ気分になったのは何でやろうか?

アリキタリだが、バビロンの塔である まさしくバビロン。

この塔が壊れたり、傾いたりしたら 東京は崩壊し、日本国も存在出来なくなるかも知れん…

そんな考えてもしようがないことを思いつつ帰宅ラッシュの水戸街道を北上すると 距離にして20キロ、時間にして一時間で松戸市についた。

ほぼ本郷からさいたま市と同じぐらい。

のどかそうな感じの街並みだった。

仏教やしきたり、仏事作法やお経のこと、葬儀や通夜について、布教の意義にも話しは及んだ。

サラリーマンには向かない長男坊 サラリーマンになりきれなかった拙僧。どちらも世の中ではアウトサイダーである。

ヘッセやステッペンウルフ、コリン・ウィルソン

拙僧が担当したナイト・ホークス。東映の「極道の妻たち」のタイアップに選ばれた楽曲も「アウトサイダー」

一緒に舞台挨拶に立った岩下志麻さんはカッコイい女性だった。

地図から始まり、岩下志麻さんまでトリップした 水戸街道物語。

人生、さまざまな街道が立ちふさがり、未来へ導いてくれる。

生きてる間は 道を歩け!歩け!だ。

歩き続けて、開ける道こそ、俺の道だ。

水戸街道、日本橋から水戸までは歩いたら2日はかかりそうだ。

黄門さんは何度となく往復したんだろか?