年末になってご家族を見送られた旧友の連絡。元気そうに見えたというは気休めにもならない。あちらの世界にいらっしゃる天文学的な数の人たち、そちらは素敵な場所ですか?楽しく過ごされていますか?愛はあふれていますか?こちらは少し愛が足りないようです。もうそろそろ壁を取り除きたいのですが…
最初はちいさな風船だった。孤独と名づけてもいいだろう。それがどんどん膨らみ、どんどん大きくなってくる。いつ破裂するかを心配しながら、笑って生きている。そんな居心地、慣れすぎて、そんな気持ちを忘れていたよ。孤独を偽ることはできない。たとえどんなに嘘がうまくても…
どうして楽しい時間が、あんなにも居心地悪かったのだろうか。そんな子ども時代だった。未だにプレゼントを素直に貰うことができない。こんなときは笑った方がいい?カメラを好きになったのはそういうことだったんだろう。でもたくさんの風景が心の中に残っている。写真もたくさん残っているはず。
私は動いてなどいないんだ。ずっと立ち止まっていただけ。風景が私の前を透けて、通り抜けていく。追いかけることを止めたときに、風景が近づいてくれた。でもその風景は風のように消えていく。夢をまき散らしながら、枯れ葉はいつの時か、土に戻る。懐かしい気持ちも風になる。君を愛したことも…
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